部下に仕事を任せたい、んだけど…の誤解 | 柴田朋子~キャリアデザインでHAPPYになろう~

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↑先日の長浜の旅で。るろうに剣心の撮影で佐藤健くんがこの辺にいたらしい(笑)
 
研修現場でよく聞く話。
 
「部下に仕事を任せたいんですけど」
「でもどうやって任せたらいいか」
「うまくできないので自分でやったほうが早くて」

みなさんお困り。

今、管理職の方は「プレイングマネージャー」がほとんど。自分の仕事がたくさんある上に、部下の育成をしろと言われている。部下には仕事をさせなければ育たない。でもなかなか自分の仕事を手放せず、部下は育たないからまたしても仕事が手放せない、堂々巡り。

…って多いですよね。


で、その様子を見て部下の方たちは
「あんなにたいへんなら、管理職にはなりたくないなー」
なんて思う(という話がほんとに多い)。

最近もそんな課題をうかがって、わたしが何気なく

「もしかして全部自分が理解してから、きちんと指示して仕事を任せようと思ってます?」と聞いてみたところ、その場にいた当事者2人が同時に大きく頷いた(笑)

「で、その手間がたいへんだから結局自分でやってしまう?」  さらに深く頷く2人。
 
「そんなことしないで、とりあえず丸ごと投げちゃってみたら?」というと、目がテン(笑)。いえ、ただ投げるんじゃないんですよ。

「たとえば、一度自分でこの資料読み込んで考えてみてよ。それでどこまでわかったか教えてって言ってみるとか」と言うと、またまた、「そんな無責任な…」とおっしゃる。
「え、なぜそれではだめだと思うんですか?」と聞いたら
「自分がわからないのに、仕事を渡すっていいんでしょうか。課長なのに」  ほら、そこが勘違い。

課長と部下って、機能が違うだけであって、課長はウィキペディアでもなければ万能の神でもないです。

丸投げって言ったけど、ほんとに無責任に丸投げしろということではなくて、
「わたしもわかってないから、一緒に考えていこう」とか、「わかるところまででいいから、原案作ってみて。そこから検討しよう」とか、「前任者にヒアリングしてきてよ。まずは」とか、いろいろあると思うんだけどね。
 
上司は担当業務の細部はわからなくとも、仕事の進め方の勘所はわかるはずだしね(それもわからないなら、ちょっと問題)


それを、「自分が正解を知っていて、その手を動かすのが部下」って決めていたら仕事なんて絶対に任せられないし、ましてや、そのやり方では、自分より優秀な部下を育てることも伸ばすこともできないし、自分一人でやるのとチームの成果のレベルが変わらないことにも(苦笑)。


人を育てるって、人を信じて適切に任せることからじゃないとスタートできないのではないかしらね。そして、それは子育てと同じことでもありますね。もちろん適切な支援も対話もないまま、丸投げしすぎる病はダメですよ。
 
 

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