2013年くらいから、人と接して対話するということが増えてきました。
それまでは仕事場で一人ということも多かったのですが、より多くの人と関わってみたいという思いもあって、色んなところに出て行くようになって。
自分が行うプログラムにおいても、直接会って対話するということを大事にしてきました。
その中で様々なことを感じ、考えてきたのですが、強く感じることがあって。
それは「怖れ」のエネルギーが大きい、ということです。
怖れのエネルギーが大きすぎて、動けない人、人生が楽しくない人、前向きになれない人が多い。
自信がない、嫌われるのが怖い、将来が不安、一人になりたくない…などなど、怖れには様々あるのですが、
怖れが強すぎると何が起こるかというと、純粋な「好き」という気持ちや、「興味関心」で動けなくなってしまうのです。
例えば、私のところに相談に来る人は、勉強だったり仕事だったりで成果を出したかったり、目標を達成したい人などが来るのですが、
大抵、そういったものを『楽しんで』はいません。
強迫観念的に「やらなければならない」と思っていて、その苦痛を上手く乗り越える方法が知りたい、という感じでやってくるのです。
それができなければ自分の価値が損なわれてしまう。それができなければ生きていけない。
何かそこにそういった悲壮感というか、深刻さを感じます。
人が最も高いパフォーマンスを発揮するのは「やりたい」という気持ちから行動すること。
好きとか興味関心とか、好奇心。そういったものが行動の源泉になっている人は、動きたくて動いています。やりたいからやっている。
逆に、劣等感や自己無価値感が主たるエネルギーである場合、行動することに苦痛が伴ったり、休むことができない、行動していない自分を責める、ということが起こってしまう。
そこからは悪循環の始まりです。
怖れが強いエネルギーになっている→やらなければならない意識が強くなる→いつだって行動できるわけではなくなる→そんな自分には価値がないと思う→結果、そんな自分を責める→責めた結果、自信を失う→自信を失うから余計に自分を責める→余計に行動できなくなる
という悪循環。
そうなると、最悪の場合、鬱になる人が出て来たりします。
この悪循環の元になっているのは、「怖れ」のエネルギーで生きていることです。
「怖れ」が主たるエネルギー源になっているからこそ、行動することが「大変な」ことになり、
何かつらさや重苦しさ、やらなければならない感が生まれてくるのです。
こういう現状に対してどうすればいいか、ということもこれまでずっと考えてきました。
怖れのエネルギーが出てくる原因は様々です。社会的状況ということもあるし、一人一人の家庭環境の場合も、心理的葛藤の場合もあり、一概に「こうだ!」と言うことはなかなか難しい。
ただ、その一つ一つについて吟味し、考え、自分なりの答えを出して、こうやって伝えていきたいとは思っています。
私が目指しているのは、一人一人が自分の生きたい人生を生きられるようになる社会。
社会というと大きな話になりますが、単純に一人一人の人生の質がもっと高まっていけばいい、と思ってます。
最近、色々本を読んだり情報を得たりしていると、この社会が今どういう状況にあるのか。一人一人の人生がどうなっていっているのかなど、様々分かってきます。
その中で自分にできることは何か。自分が取り組んでみたいと思うことは何か。
そう考えたときに出てくるのは、「いかに個人の人生の質を高めていけるか」ということなんです。私の場合はね。
もちろん、個人の人生は社会問題などもおおいに関係していますから、社会問題についても考えていくことになります。
社会の目指す方向についても考えつつ、今のこの時代の中で、一人一人の個人が自らの人生をよりよく生きられるようになったらいいんじゃないか。そのために必要なことは何か、自分にできることは何か。
そんなことを、考えています。
このブログを書くこと、メルマガを書くこと、プログラムを運営すること、本を書くこと。
全ては、「どうすれば個人の人生がより良いものとなるのか」ということを考え、実践するための活動だったりするんですね。「良いとは何か」とか、ホント、色んなことを考えないといけないのですけれど。
それを、好きで、自分の興味関心でやっているという感じです。
めちゃくちゃ話が逸れましたけれど(笑)
怖れのエネルギーについての話でしたね。
怖れのエネルギーを完全なる「悪」だとする必要はなくて、それがあるからこそ行動できる部分もあるのですが、ただそれが強すぎると先ほど書いたようなことが起こってしまうこともある。
だからこそ、少しでも、愛のエネルギー、楽しいとか、やりたいとか、興味があるとか、ワクワクするとか、そういったエネルギーを取り戻していければいい。
そのために必要なことは…
と、今日は長くなってしまったので、また別の機会に書いていきますね。
それでは、今日はこのへんで。