空気を読めない人ほど突き抜けられる理由 | 受験コーチ池田潤が教える参考書学習法

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なぜか右腕の重さの感じる今朝。あまり朝食を食べないことも多いのですが、今日は食べてます。


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では今日も、好き勝手思うところを書いていきます。


人間の悩みって色々ありますが、大きいなと思うのは「自己評価の低さ」について。


今の人で「やりたいことがない」と言っている人は、大抵の場合、やりたいことがないのではなくて、やりたいことがやれないと思っている自己評価の低さが原因であって。


何でも好きなことやれるとしたら、という前提をつけたら、どんなことが思い浮かびます?


やりたいこと、いっぱい出て来ませんか?


ということはですよ、変えたのは「やりたいことが全部できる」という前提なわけですから、その前提がなくなったらやりたいことがないということは、


やっぱり、「自分にはできない」と思っているからやりたいことがないわけですよね。


で、何でそうやって色んなことを「できない」と思うようになってしまったかというと、周りの声が大きいんです。


親や先生、友達といったあなたの周りに居る人が下したあなたへの評価。


そういったものを無意識に受け入れることで「ああ、俺はこのくらいの人間なんだ」ということにする。


なぜそうするかというと、周りが下した評価を受け入れ、その評価に基づく自分を演じることで、仲間はずれにされないからです。


空気が上手く読める子って、いじめられることはあまりありません。


なぜかというと、周りが自分にどういう役割を期待しているのか、どういう評価を下しているのかが分かり、その通りの自分を演じられるから。


ただ、そうであるがゆえに周りに縛られ、自分の本来の可能性を発揮することができないことも多いものです。


逆に、いじめられるケースであるのは、実はその子の自己評価が高い、というもの。もちろん、他にも原因は様々ありますが。


自己評価というのは、現在の状況には関係なく、その子が自分自身に下している評価です。


自己評価が高いその子は、これからその才能を発揮して活躍していくのであって、まだその真価は発揮されていなかったりします。


だから、現状とその子の自己評価には『ギャップ』があるのです。


このギャップが「空気を読めない」、つまりこの場合で言えば、周りが期待している自分を演じられない、ということにつながっていきます。


で、周りの人はというと、現状と自己評価にこの『ギャップ』がありません。


現在=自己評価通り


となっています。


だから、前に向かう力は弱く、前向きに頑張っている人を見ると何か嫌な感じがしてしまう。自分はダメなのでは、と思ったり、焦りの気持ちが生まれたり。


で、そのネガティブな気持ちが生まれたのは、相手の自己評価が高いからなわけです。


相手の子の自己評価が高いからこそ、その子は行動もできて、そのおかげで自分が焦りの気持ちを「持たされている」と感じる。なぜか被害者になる。


そして、そんな自分と向き合っていないので、そんな自分の気持ちに気づけない。心のメカニズムも理解できない。


結果、「あいつむかつく」となります。感情のままに動くことになります。


そうして、「自己評価の高い生意気なあいつをいじめる」という行為に及ぶわけです。


これは、言葉を変えれば「出る杭を打つ」というのと同じようなことです。


ここで問題なのは、そうやって出る杭が打たれたときに、打つ側・いじめる側の心情が理解できないと、


いじめられた子が本当に自己評価を下げてしまうことがあることです。


なぜなら、自己評価を下げれば、いじめは収まっていくから。


いじめられるのがホトホト嫌になり、自己評価を下げることでそのいじめが収まるのであれば、自己評価を下げよう、という発想につながってしまうのです。


で、おとなしくなってしまう。このくらいにしておこう、とブレーキをかける。


現在で言えば、ネット上でも同じようなことが起こっていますね。有名人を叩く人たち、誹謗中傷をする人たちの心情は、上記のような心情。そのことを理解しておくことは、今後活躍していくあなたにとって大事なことです。


どのようなところに行っても、必ず自己評価の低い人はいて、あなたの高い自己評価を下げようとしてきたりします。でも、そんなことをされても、自己評価を下げる必要はありません。


むしろ、「ああ、ムカつかれるって事は、俺は上手くいっているんだ。順調順調!存在感ありまくり!だって、存在感がないなら無視されて終わり。自分は注目せざるを得ないくらいの存在なんだ」と思えばいいだけです。


周りの評価を、受け入れる必要はありません。


これまで持ってきた自己評価も、大抵、低すぎます。低い自己評価を持たされてきただけ。


まずはそのことを認識することから始め、自分のことを信じてあげましょうね。


では、今日はこのくらいで。