「自信」と「強さ」と「弱さ」について | 受験コーチ池田潤が教える参考書学習法

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自分に自信があるって、どういうことでしょうか。


何かができる。高い学歴がある。容姿が良い。運動ができる。


そういった自分の良さに「すがる」ことが自信なのでしょうか。


大体の人は、そう思っていますね。


何かにすがっているから、そのすがっている何かが揺らいでしまうと、自信崩壊したりする。


何にすがるかは、人それぞれ。


そして、大体、そのすがっているものはいつか崩れる。


だって、人生生きていたら、上手くいくときばかりじゃないから。


失敗もする。


そのとき、気持ち的にどん底になってしまう人もいるのですが、


なぜ、そもそもどん底になったのか。


どん底になる必要が、なぜあるのか。


そこで学ぶべきは、「もっと頑張らなければならない」ということなのか。


もしくは、


失敗しても自分はこうして平気で生きている


ということなのか。


自信とは、自分の「良さ」にすがることではありません。


「良さ」なんてものは、時代によって、国によって変わるものでもあります。


自信とは、


自分のできないところ、ダサイところ、弱いところを受け止められることです。


それでも大丈夫なんだ。


それでもいいんだ。


と、受け止めることです。


弱さを受け入れることこそが、強さ。


弱さを受け入れることこそが、自信。


なのです。


弱さを受け入れてない人は、他人に優しくなれません。


他人を愛することもできません。


自分を責めているから、他人も責めます。


というか、そもそも自分の人生において他人がそれほど重要なものではなくなります。


他人に与える


ということを聞いても、全然ピンとこないはずです。


他人が重要なのではなくて、その他人が何を自分に与えてくれるかが重要になる。


それだけ、自分の人生における「他人」が、どうでもいいものなのです。


結果、孤独感を強めます。


しかし、先日も書きましたが、人間は本来社会的な生き物であり、


人とのつながりの中で生きています。


人とつながっていなければ、生きていくことはできません。


無人島で一人で生きるなら、何ら生きる意味を見出せないのが、私たちです。


今、多くの幸せでない人たち、生きる意味を見出せない人たち、なぜか頑張れない、頑張るエネルギーが湧かない人たちに共通するのは、


他人がどうでもいい、ということ。


他人がどうでも良くなってしまうほど、恐怖や不安、自意識、自分を守る思考が大きい。


最近、若い人に「誰かを大切に想うことってありますか?」と聞くのですが、


大体、ピンとこない顔をしています。


「まあ、大切っちゃ大切ですけど……」みたいな。


それは、大切ではない、ということです。


このあたりを突き詰めていくことが、結構大事なことかなと最近は感じています。


ちょっと中途半端ですが、今日はこのへんで。


書きたいことを、好き勝手書かせていただきました。