今日は本の発売日、なのですが、その話ばかりでなく色々書いていきます。いつも通り。
今日は「やりたいことをやる」ということについて。
ちょっと具体的に書いていこうかな、と。
まず、やりたいことをやろう、とか、好きなことをやろうと言ったときに、
そもそもやりたいことありませんとか、好きなことはありません。
という答えが返ってくることが多いのですが、
おそらくそれは、「形式」にとらわれているから。
いくつか理由があるのでそれらを書いていきますが、
まず、世の中的に見て価値あることをやろうとか、仕事につながることでなければ、と思っているからそう思うだけのケースがあります。
例えば、好きな人と一緒にいる、とか。これだってやりたいこと。
仲間たちとワイワイするとか。これだってそう。
本を読みまくって研究したいとか。音楽をしたいとか。本を書きたいとか。
映画をずっと観ていたいとか。
独立して生きていきたいとか。
何にもとらわれることなく、自由に考えたらいいんです。
自分にとっての「最高」は何なのか。常識に従う必要はないし、いい子ちゃんになる必要もない。
最近一緒に飯を食った子は、「家族」が大事で、家族と一緒に暮らせるならそれでいい。だから、仕事は別に何でもいいと思っている。
と言っていました。それだって、あり。
自由なんだから。それが他者に認められるかどうかとか、どうでも良くて、
大事なのは『自分』なんです。自分は本当はどうしたいと思っているのか。
良い悪いは自分で決めたらいい。
でも、どっかで私たちは、誰かが決めた「こうすべき」「これがいい」というものに流されてしまう。
次に、今回の本にも書いたのですが、
やりたいことが「具体的な何か」でなくてはならない、と考えるいる人が多いと思います。
職業とか、仕事とか、何か個別的で具体的なこと。
でも、例えば大学生なんかだと、仕事の経験もあまりない中、分からないことだらけだと思うんですよね。
超具体的で個別的なことがやりたいことでなければ、と思うと結構つらいです。
目の前のことを見たときに、「これは違うのでは?」といつも思うことになります。
頭のどこかで、「最高に自分に合った、超個別的な『何か』が存在するはずなのだ」と思っているから。
目の前のことのつまらなさや、嫌な部分を見ると、すぐにやめたくなってしまったり。
でも、大体、本当にやりたいことってすでにやっているもの。
やりたいわけだから。
実際にやっていたり、いつも頭で考えていたり、自然に意識が向くこと。
それが、やりたいこと。
私の場合だと、やっぱり自然に勉強法について考えていたし、人の心とか、生き方とか、そういうことばかり考えていました。
やろうと思ってやるというよりも、自然にやっている感覚。
だから、別に努力してやってきた感覚はあまりないんですね。
やりたいことを頭でごちゃごちゃ考えたって、分からない。
自然に意識が向くことは何なのか、という部分と向き合ってみる方が良くて。
で、その際、「抽象的」な形でもいいと思うんですよね。
例えば、人ともっとつながりたい、とか。
自分の可能性に挑んでみたい、とか。
全力を尽くしたい、とか。
成長したい、とか。
愛のある関係を築きたい、とか。
社会と関わっていきたい、とか。
単純に、お金が欲しい、でもいい。
分からないときは、そうやって抽象的にかまえる。
じゃあ、色々とその抽象的なものが具体化された形で出てくると思うんです。
私の場合で言えば、私は「表現する」ということをしたい。
その手段として、「本を書く」「ブログを書く」「セミナーをする」「講演会をする」なあんてことが出てくるわけです。
「歌を歌う」っていうのもいいですよね。「歌詞を書く」とか。「小説を書く」もいいかもしれない。「映画をつくる」とかも。
『表現』がしたいんだから。
そう考えたら、やりたいことなんていくらでもあるんです。
作家、トレーナー、講演家、ブロガー、ミュージシャン、映画監督…
そこで超具体的、個別的に考えて「作家こそが!!!」と思い込むと、おかしくなっちゃう。
人間って、そんなに限定された存在なのかな、と。
やりたいことをやる、っていうことを考えたときに大事なのは、
やはり常識とか他人の価値観から一旦離れること。
常識から離れて本当の自分の声を聞いてあげて、やりたいことを念頭に生きていく。
すると、エネルギーが生まれてくるんです。
毎日が楽しくなる。
やりたいことに貴賤はありません。
家族といたいなら家族といたいでいいし、
仲間と楽しく過ごしたいならそれでいいし、
本を書きたいならそれでいいし、
独立して生きていきたいならそれでいいし、
世界で仕事がしたいならそれでいいし、
人と出会いたいならそれでいい。
自分を認め、自分の思いを素直に受け止めてあげて欲しいと思います。
周りがどう言おうが、大事なのは自分です。
それでは、今日はこのへんで。
今日から新刊は発売です。
こういった内容についても『みっちり』書いているのでよければ読んでみてくださいね。
書店で見つけたら、教えていただけると嬉しいです。
まで。