挫折しても前に進み続けるメンタリティ | 受験コーチ池田潤が教える参考書学習法

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‐志望校に合格する勉強法と思考法‐

何かを追い求めるということは、それが「手に入らないかもしれない」という怖れを伴います。


私たちはこれまでの人生の中で、上手くいく経験だけを積み重ねてきているわけではありません。


どこかで失敗したり、つまづいたりしながら、やってきていて。


ある人にとっては、その失敗がすごく自分の心を傷つけ、


もう同じことにはなりたくない、と思い、望むことやめてしまったりします。


どうせ自分にはできない、と思ってしまう。


どうせできない、という思いは、人間から「望み」を奪います。


しかし、望みを心の奥底では捨てきれないでいるから、誰かが羨ましくなって、嫉妬したりイライラしてしまうのです。


だけど、


世の中に存在するスーパースターの誰もが、


上手くいった経験だけをしているわけではなく、どこかで挫折を経験しています。


そのときはすごく傷つき、自分にはできないんじゃないかと頭をよぎることもあったでしょう。


でも、そこで簡単に諦めない。


そこで自分を裏切ったり、自分に嘘をついたり、自分をごまかしたりしない。


怖れ、恐怖、不安。


そういった感情がありながらも、それでも自分の望みに向かって行けること。


そのメンタリティが大事だと思うんです。


サッカー日本代表がグループリーグで敗退し、記者会見では多くの選手が、


自分の実力不足でした


といった発言をしています。


長友選手や内田選手の目には涙も見えました。


相当悔しかったはずだし、今も様々な葛藤があるでしょう。


しかし、それは自分の望みから目を逸らさず、真正面から戦っているからこそ、です。


最初から舞台に上がらないことを選んだ人にそういった葛藤はありません。


その葛藤は、ある意味、本当の意味で生きている証でもあります。


生き延びる、生き長らえるのではなく、生きている。


それぞれがそれぞれの課題を抱え、それを乗り越えようと戦っている。


普段からそうやって生きている人は、今回の日本代表の姿を見て、強く感じるものがあるでしょう。


間違っても責めたいとは思えないはず。


それは、普段から自分が戦っているから。


自分が、自分を少しでも成長させようと戦っているから、


同じように戦っている人の気持ちが分かる。


その悔しさ。無念さ。


それが分かる。


それが分からないのは、普段から自分が戦っていないから。


自分が自分を成長させようとしていないから。


今回のサッカー日本代表の姿を見てどう感じるか。


どういう発信をしているか。


それが、その人のこれまでの生き様を映し出しているように思えます。