破壊的な勉強スタイルについて | 受験コーチ池田潤が教える参考書学習法

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‐志望校に合格する勉強法と思考法‐

昨日は、大阪でオフ会を開催していました。


たくさんの方が遠方から来てくれて。京都、滋賀、三重、名古屋、島根…。


わざわざ飲み会に参加するために何時間もかけて。


多くの人と直接つながることができるというのは本当に嬉しいことです。


で、そこでも色々と対話していました。


そこには受験生もいたのですが、話していて思ったのはフォーカスがどこに向いているのかで、全く違うということ。


「勉強しないと落ちてしまうのではないか」という恐怖にフォーカスしているのか、


「勉強していれば最高に楽しい未来が待っている」という喜びにフォーカスしているのか。


もっと言うと、「今」やっている勉強に喜びを見ようとしているのか苦痛を見ようとしているのか。


自分で定めた目標。自分で定めた夢。やっていくこと。


それは、心震える喜びのためのはずなのに、いつしか「恐怖」で心が埋め尽くされてしまう。


現在が苦痛になり、地獄になり、強迫的に勉強しなくてはならない気がしてくる。


それが良いとか悪いとかいうことではなくて、ただそれは苦しいよね、ということ。


もちろん、そのエネルギーには良い意味でも悪い意味でも「破壊力」がありますから、


そのエネルギーを利用すれば行動力は上がるかもしれません。


しかし、そのエネルギーは自分をも破壊していきます。


受験勉強という長期的に取り組んでいくものにおいては、その「破壊」のエネルギーは不向きです。


自分を破壊することによって行動できるようになるけれど、自分が持ちません。


アップダウンが激しい、という状況になったりします。


できるときはできる、できないときはできない。


私の場合は、ただ淡々と日々のやるべきことをこなすだけの毎日でした。


だって、それをこなしていけば合格するのだから、ただそれをこなしていくだけでいいはず。


至ってシンプル。


強迫的にとか、破壊的に、なんてする必要がない。


ただ、やるべきことをやるべきときにする。


それだけのことで。


そして、勉強の中にも見出せる喜びを感じていくことで、勉強に取り組むことも楽にできるようになっていく。


破壊的に何かをする必要はなくて、ただ必要なことを必要なレベルでやる。


それだけのこと。


私たちは自分に自信がなかったりすると、とにかくネガティブな方にフォーカスします。


自分の足りないところ、物事のネガティブな面、未来の恐怖、起こってほしくないこと、避けたいこと。


そういうところにフォーカスがいくことで、精神もネガティブになって、


そのネガティブを避けるために何かをするようになっていきます。


その状態はかなり苦しいです。


ネガティブが先にあって、そこに存在していて、それを避けないといけない。


毎日は、ネガティブを避けるためにある。


そう考えたら、その先の日々も重苦しいものとなるでしょう。


避け続けることに日々のエネルギーを費やすことになるから。


そうだと思い込んでいるから。


いやー、つらい。笑


ただ、それは全部思い込みで、何にフォーカスしているかで、全部自分で変えられることです。


自分が喜びのために勉強していることを忘れないこと。


今この瞬間、勉強しているときに喜びを感じることは可能なことを知ること。


ただ、必要なことを必要なレベルでやればいい、ということ。


そういったことに気づくことで、実現したいことを実現していけるはずです。