勉強するときには、結構「自分を疑う」ということが大事になってきます。
「ホントに分かってる?覚えてる?解ける?」そういう問いかけ。
その問いかけを持てるかどうかで勉強の質は全く違ったものになってくる。
現役生の頃、ホントに非効率な勉強を毎日していました。必死で。
必死になって結果の出ない方法で結果を出そうともがく毎日。
辛かった。
だって、やってもやっても結果は出ないわけだから。
そのとき、自分の中には上記の問いは全くなくて。
ただ、日々自分が決めたノルマをこなす。とりあえず、こなす。
こなしていれば、力はついてくるはずだから。
でも、実際にはそんなことはありませんでした。
勉強しても結果が出ないのは、結局のところ勉強していないから。勉強したつもりになっているから。
再三言ってきたことですが、ホントにそれを「実感」できているか?ということがポイント。
絶望したかどうか。自分は勉強したつもりになっていたんだ、という絶望を感じたか?ということ。
勉強しても結果が出ていないのなら。
一度絶望を感じることも良いことなんです。絶望すべき状況であるなら、という話ですが。
プログラムでもよく「実感」という言葉を使います。
自分に問いかけを持つことが本当に大事なのだと分かっているかどうか。実感してるか。
本当に大事なことは何なのかが感じられるほどに勉強と向き合い、自分の力と向き合っているかどうか。
そこが問われるのです。
過去問と向き合い、自分の力と向き合っていれば、自分の今の基準で勉強していて良いのかどうかも感じられてきます。
大抵の場合は、基準が低い。
合格基準ではなくて、自分基準。
「自分なりにやってます」というやつ。
これは、勉強の初期の頃は大事なあり方です。まずは自分のペースで、自分のできることからやっていく。
そうでないと挫折するから。挫折しちゃあ、始まらない。
しかし、それを続けていても合格には届かない。
結局は、自分なりのペースに留まるから。受験には相手がいるわけで、自分なりにやっていても間に合わなければ意味がないわけです。
プログラムの存在意義は、この基準を上げることでもあります。
普通の人から見たらありえない量の勉強をこなしていたりするのですが、彼らにとってはそれが当たり前。
私がありえない量を要求するから。
「え!?そんなにやるんですか?」となる。
それでいい。
自分の限界、自分のペースをぶっ壊す。
自分だけでやっていれば甘えが出るし、全然良くないのに「これでいい」なんて思ってしまうもの。
そこをぶっ壊していくのが私の役目。
このブログを読んでくれているあなたも、自分の限界を壊していってください。
理解も、暗記、演習も。
全ての基準を上げていく。
それが合格のカギです。