「勉強モード」に入り込んでいく方法 | 受験コーチ池田潤が教える参考書学習法

受験コーチ池田潤が教える参考書学習法

‐志望校に合格する勉強法と思考法‐

勉強で結果を出していきたいなら、その勉強期間は「モード」に入る必要があります。


モードとは、『勉強することに価値を見出す心の姿勢』のことです。


人生には、大切なことはたくさんあります。


人も、自由な時間も、遊ぶ時間も大事でしょう。


しかし、そんなことを言っていると勉強する時間を確保することができなくなっていくし、


勉強することに価値を見出せなくなってしまうかもしれません。


だからこそ、意図的に「モード」に入っていく。


私の場合は、「修行」と呼ぶことが多いです。


とにかく、今自分がやる必要のあることに対してフォーカスして、そこに価値を見出すのです。


その勉強をすることで自分がどうなれるか。


当然、そういった未来志向性も大事ですし、


目の前の「今この瞬間」を勉強によってどう充実したものにできるか、という「現在」にフォーカスした心の姿勢も大事。


結局、人間は価値を感じることをやろうとし、価値を感じないものはやろうとしません。


自分が望むものを手に入れるために勉強が必要であるなら、その勉強に価値を見出していかないといけないわけです。


逆に、勉強以外のものには価値を感じないようにしていく。


それは、人をないがしろにしろとかそういうことではなくて、


人が大事なら「この勉強をすることで、将来家族を養っていくことができる」「友達と豪快に遊ぶことができる」などと関連づけてもいいですね。


志が大事なら「この勉強をすることで多くの人を救えるようになる」でもいいです。


勉強するときに大事なのは、勉強は結局未来の自分の姿を実現する手段である部分があるわけですから、


その未来の自分の姿を描き続けることです。


これができないと、「楽」に流れていきます。


楽に流れることが良いことだ、という風に思うようになっていく。


頑張って何の意味があるんだろう、みたいな感覚です。


それは、未来の自分を描くことを忘れてしまったからです。未来を描かなければ、現在に何の不満もないわけですから、


同じ日々を繰り返すようになるのは当然のことです。


さらに、そうやって未来を描いた上で、目の前の「今」を勉強によってどう充実させるかも考える。


要は、楽しむってことです。


断言できますが、何もすることがない暇な日々っていうのは、一番最悪です。


勉強することがある方がよっぽど楽しいし、目標に向かって進んでいくことも楽しいです。


勉強が悪いものだと思い込まないようにすることが大事。「意図的」に。


そこに「意味」を自分で見出すことです。


どう役に立つか、どういう風にしたら楽しめるか。


修行のつもりでやってもいいですよね。


そうなると、やらなければならないことがあることが、喜びになってきたりもします。


自分の未来を描き、その未来のイメージを持ち続け、勉強していって欲しいと思います。