勉強中に自分を責めるのをやめる | 受験コーチ池田潤が教える参考書学習法

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勉強しているときによくあるのが、「できない自分を責めてしまう」という状況。


難しい問題ができなかったり、やったつもりだったところができていなかったりで、自分を責めてしまう。


もう、そんなことしなくていいです。


ただ「ああ、これはできないのね」「あそこは、やったつもりだったのね」と事実を受け止める。


それだけでいい。


精神的に自分を責めて、自分を苦しめる必要はありません。


私はよく「勉強したフリはダメ」ということを言いますが、それは勉強の仕方についての良し悪しを言っているだけであって、


その人自身を否定しているのではありません。


「こうしたらいい」ということなんですよね。


ただ、自分に自信がなかったり、自己肯定しきれていないと、立ち止まってしまったりする。


「私なんて…」「他の人はもっと要領よくやっているのに…」「俺って理解が遅いなあ」とか。


そうやって考える必要はなくて、考えても意味のないこと。


自分は自分で、人は人。


人のペースとか、理解の早さとか、ホントにどうでもいいことなんです。放っておいたらいい。


比べる必要は微塵もない。


早いとか遅いとか、気にしなくていいんですよね。その基準は何なの?って考えたときに、結局それって相対的なものでしかない。


誰かと比べて早い遅いを論じているだけ。意味がないんです。


大事なのは自分のゴールなんだから。


これは人生においても同じで、誰かと比べたって仕方がないわけです。


自分には自分の人生があって、それを大事にすればいいし、そこに他人は関係ない。


他人からどう見えるか、ということも関係ない。


自分は自分。それでいい。自分だけのゴール、自分だけの生き方を大事にすればいいだけです。


他人のことを気にしているから苦しい。


他人に認められること、他人の期待に応えること、他人に評価されることを第一にしてしまうから、つらくなります。


そして、どんどん自分の人生から離れていく。


先生の期待や、親の期待にも応える必要はないし、自分は自分です。


別に無理に反発するでもなく、ただ自分はどうしたいのか、ということを大事にして生きていく。


勉強の話に戻せば、自分の課題を一歩一歩クリアしていくのみです。


自分にとって難しいのなら、それは難しいのだし、自分にとって簡単ならそれは簡単なんです。


誰かが「簡単だ」と言っても、自分にとって難しいならそれは難問。自分にとっての難問。


それが難問だと感じることで自分を責める必要もない。


そうやって一歩一歩階段を上がっていく。


自分だけの階段を上がっていく。


それでいいんですよね。


そうやって考えた方が楽になるし、壁を越えていこうと思うはずです。


できないことがあっても「これができないのか。どうすればできるだろう?」と、淡々と進んでいけばいいです。