自分を押し殺して生きるのは終わりにしよう | 受験コーチ池田潤が教える参考書学習法

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‐志望校に合格する勉強法と思考法‐

昨日配信したメルマガを載せておきます。


池田です。


前回のメルマガに本当にたくさんの方から返信をいただいたのですが、


やり取りの中でいただいた一通のメールを紹介します。


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失敗して誰かに馬鹿にされたり、非難されたり、笑われたり、


もしくは、誰かを傷つけたり迷惑を掛けたり、


そんな経験も少なくはなかったからすごく恐れています。


去年の潤さんのブログやメルマガに出会う前は、


自分よりも他人を大切にしなければならない


他人を優先し、自分は後回し


むしろそれが出来なければ、駄目人間


ただの自分勝手な奴


と思って、できるだけ自分が嫌な事でも他人に合わせる。


それが他人への常識と思っておりました。


自分は自分 他人は他人とかいってたら社会では生きられないよとか大人や周りに言われた事もあり、


きっとその時の自分はほぼ自分を失ってて、


人の事はよく嫌い、誰かの評価や社会の評価ばかり求めていました。


例えば、社会に評価される為にとりあえずたくさん資格取ろう、とかです。


そう まさに自分ではなく、他人の価値観で歩いていました。


自分の道を自分では左右出来ませんでした。


そして今年になり 僕はYouTubeが好きなので、


その時は誰かの評価の為や自分の適当な気持ちで大学行こうかとも悩んでいました。


そんな時に受験関係の動画をYouTubeで探していたら潤さんの動画に出会って、


闇の中に居た自分に光が訪れて、自分の世界や人生の方向が大きく変わりました。


今振り返ると本当は凄く自分で自分を苦しめてたんだなと思っております。


自分が選ぶ事が自分にとって良い事だと思えるようになり、


他人がどう思うかではなく、自分がどう思うかで行動しております。


そんな生き方をしていれば今でもお前の為に言ってんだと言われ、色んな事を叩きつけられます。


時には前の自分に戻ったりします。


だけど今の所、今年はほとんど自分がどう思うかで行動をできたと思います。


もっともっと自分を持ちそれを継続していきたいです。


今自己肯定ができ、感じてる事です。


いつか潤さんのセミナーにも参加したいです。


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最近はこういったメールを、紹介しきれないほどたくさんいただくようになりました。


それだけ多くの人が、自分を大事にして生きることがなかなかできていないのかもしれません。


しかし、自分を大事にできなければ本当の意味で他人を大事にすることもできません。


自分を愛せなければ、他人も愛せません。


自分を傷つけていれば、いつか他人も傷つけることになります。


自分を責めていれば、他人を責めます。


人は自分に許していることしか、他人に許すこともできません。


だから、まず見直すべきは自分との関係。


誰かを責めたくなってしまったときは、


自分を責めてやいないか?


と向き合ってみる。


自分を向き合うことをしなければ、根本的な解決には成り得ません。


また、


7月22日に発売される本では、


「自分の思いに従って生きる」という部分について、かなり熱く書かせていただきました。


世の中が勝手に作った正解や常識や「こうすべき」というもの。


そういったものに自分を無理矢理合わせようとするから、苦しくなる。


私はずっと「ルートやレールに縛られる必要はない」ということを言ってきました。


私自身、そうやってルートやレールというものからは離れて生きています。


無理矢理離れろ、ということではなく、自分の思いに従った結果として離れることを怖がるな、ということです。


私は自分の思いに従って生きたいと思ったし、


今思うのは、そういう風に生きることが勝手に、結果的に誰かのためにもなっているということ。


ルートやレールから外れるということは、別の言い方をすれば、


世の中が勝手に決めた「正解」には従わない。


自分が決めた「正解」に従う。


ということを意味します。


もしも誰かが決めた正解に合わせようとすれば、


自分はその「正解」からズレているのではないか。


自分は「間違って」しまったのではないか。


そういったことをいつも気にするようになってしまいます。


受験勉強時代から「答え」を誰かに与えられ、その答えを「探す」ことが当たり前だった私たちは、


いつだって自分が「正解」かどうかを気にしています。


「間違う」ことを怖れ、何が正しいか、何が正解かを誰かに決めてもらおうとします。


誰かに依存し、依存した分だけ、問題をその人のせいにし、押しつけ、


被害者の役を演じます。


しかし、何が正解かは自分で決めるもの。


誰かに正解を決めてもらって生きてきた人、ルートやレールに従うだけだった人は、


その正解を他人に押し付けます。


「お前のためを思って」


と言って、自分のエゴ、誰かに決めてもらった答えを押し付けます。


しかし、そうではなく、


一人一人が自分で「答え」を見出す社会になれば、


もっと私たちは自由に生きることができます。


自分の「答え」を尊重すると同時に、


他人の「答え」を尊重することができます。


なぜなら、唯一普遍の「答え」などなく、それぞれが、それぞれの答えに従って生きていけばいい、と思えるから。


自分のエゴを無理矢理他人に押し付けることもなくなります。


だから、自分のしたいことができます。


周りを気にせず生きることができます。


自分を無理矢理押し殺す必要がなくなります。


自分に従って生きることができるようになります。


世の中から悲しみが減り、喜びが増えます。


今回の本を通じて、少しでもそういう風になっていけばいいな、と思って書かせていただきました。


私にできることは、本当に小さなことです。


それは知っています。


もっともっと力をつけていかないといけません。


様々な事情を抱えた100人の受験生がいたとして、100人全員をネット上の指導で志望校に合格させること、


現実問題として、今の自分には難しいです。


それは単純に、私の力不足でしょう。


こんなことを言うのは初めてですが、


自己愛の概念を知らない頃、私はいつだって自分を責めていました。


今でも、そんな自分が顔が出します。


しかし、もうそんな自分を責めてしまう自分と一生付き合っていく覚悟はできています。


合格できなかった子たちがもし私を責めたとしても、それは当然です。


全ては、私の責任だと思っています。


でも、もちろん自分がそれをやると決めたから、やっているだけ。


それは私にとっての闘いであって、


自分の力をつけることは、やめるわけにはいかないものなのです。


できることを、できるだけの力で。


自分にできることを、力を蓄えつつ、これからも続けていきたいと思ってます。


送ってくださるメールは全て目を通しています。


いつもたくさんのメール、ありがとうございます。


池田 潤


~編集後記~


今日、サッカー日本代表のザンビア戦を観ていました。


31歳の大久保選手が大活躍だったのですが、


彼を見ていると、誰もが「エネルギー」を感じると思います。


クールに、カッコ良く、という印象ではなく、


内側から溢れてくるエネルギーを全面に出している感じ。


そのエネルギーが周囲に影響を与える。


何か、元気になったり気合いが入ったりする。


そこにいるだけで。


もちろん、全ての代表選手が気合いも入っていて、エネルギーもあるのですが、


彼から発せられているエネルギーはすごくて、


実際彼が入った後半から日本代表は元気を取り戻していきました。


前半は0点で、後半は4点。


彼自身、決勝点となるゴールを決めています。


もちろん、全てが彼のおかげということはないでしょうが、それでも大きな影響力があったな、と思うわけです。


たった一人の人間が入るだけで、全てが変わってしまうことがあります。


世の中の一人の人間が愛とエネルギーに溢れた人間になるだけで、


ものすごく影響力があります。


そんな人が増えていくと、多分、世の中から悲しいことも減っていくのだろうなと思います。


それでは、今日はこのへんで。