昔から、大体、人生が上手くいく人には共通点があるもので、それはやはり普遍の法則みたいなものなのだと思うのですが、
インターネットやソーシャルメディアがこれだけ発達した現代社会では、その傾向がより増してきているように思います。
多くの人は成功したい、何かを手に入れることで幸せになりたい、認められたい、愛されたい、と思っています。
そのために努力します。そのために勉強します。
しかし、現代社会は生きていくには何の問題もない社会であって、自分の欲はある程度満たされてしまっている。
だから、自分のために、何かを我慢して必死に努力して、という在り方が難しくなってきています。
また、自分のためだけ、ということのエネルギーは応援者を生まないので、孤独にもなっていきます。
人生が上手く人の共通点というのは、「他者を想える」ということです。
他者の気持ちになって物事を考え、他者の痛みや苦しさ、そして喜びや愛を感じられるということ。
生きる軸は自分にありながらも、他者への想いを持っている。そういう人ほど人生は上手くいっている。
この「他者を想える人が上手くいく」というのは、先ほども言った通り、ソーシャルメディアが発達した現代社会ではより顕著になってきています。
自分のことだけを考え、他者への想いがない人の元には人は集まりません。当たり前ですよね。
でも、その人は、「集客法が足りない!」とか「テクニックが必要!」と思う。確かにそういう部分もあります。
しかし、根本的に他者を想える自分でなければ人は一時的に集まったとしても、結局は離れていくでしょう。
私は、成功とはするものではなく、させてもらうものだと思っています。
自分一人の力では絶対に無理です。誰かの役に立ち、誰かに喜んでもらうことで、自分にも返ってくるものがある。
そして、誰かの役に立っているということそれ自体で満足している。
そんな「在り方」こそが、これからさらに大事になってくると思っています。
別に成功目指してやっていたわけではないのに、なぜか成功してしまった。なぜか上手くいっていた。
別に今のままでも幸せなのだけど、どんどん人生のステージが上がっていっている。
そんな「在り方」。それが今の時代の成功法なんじゃないかと思っているんです。
もちろん、昔からそうだったんですけどね。
大事なのは「他者を思える自分になること」です。しかし、同時にここが、多くの人に理解できない部分なのかもしれない、と思います。
多くの人は自分のことで精一杯で、他者になんか関心を持てないと思っています。
私自身はここ何年もなぜそうなるのか、ということを考え続けてきました。
様々な経験をして、考えて、どうすれば「他者を想える自分になれるか」を追求してきました。
私の中での最大の問いは「人は本当に人のことを想えるのか」でもあったんです。
愛ってなんだ。人を想うってなんだ。人を想っているようで、結局俺は自分のことしか考えていないのではないか。
そんなことを色々と考えていました。
でも、結論として人は人を想えるし、その想いこそが人を成功と幸せに導くと確信しています。
大切な誰かを守るため。その人を少しでも喜ばせるため。多くの人が喜びや幸せの中で生きるため。
そのためにできることはないか。
それは自分を犠牲にすることでも何でもなく、そうしたいからそうする。そんな想いが自分の中から生まれてくる。
そういう風に考えられる自分になること。そう思える自分になること。
そんな「在り方」を『思い出す』こと。
それができれば、人生は上手くいくと、私はそう思っています。
それでは、今日はこのへんで。