加藤秀視さんの研修にアシスタントリーダーとして参加していました。熱海での2泊3日の合宿。
参加者の方たちと3日間共に過ごすわけですね。
この3日間の中で本当に多くのことを感じたので、ここで少しだけ書いていこうと思います。
人が変わる際に最も必要なことはやはり、自分と向き合うことだと再確認しました。
今、自分のプログラムでも徹底的に自分と向き合ってもらっています。自分の何が問題だと思っていて、それはどうして起こっているのか。
何を怖れているのか。何を不安に思っているのか。
今の自分の現状がどうして起こり、どうしたら自分に戻れるのか、何が自分の解放を押えつけているのか。
それは自分と向き合っていかなければ分からないわけです。
色んなテクニックを身につけ、知識を身につけて、人は自分を変えようとします。
しかし、多くの不純物が自分の中に存在するので、素直に受け止めることができなかったり、自分以外の何者かになろうとする努力になってしまう。
私自身、これまで「人はどうすれば変われるのか」という問いを持って生きて来ました。
その探求こそが私の人生だったと言っても過言ではありません。過言ではありませんというか、事実そうです。
それしかなかったし、そこに圧倒的な関心があったわけですね。
で、今思うことは、大事なのは『いらないものを手放していくこと』であって、余計なものを捨てることであって、
付け足すことはその後に行われるべきことだ、ということです。
人は本来純粋な存在で、何が本当に大事なのかということを知っています。
知っているのだけど、常識や傷つけられた(と感じている)経験、比較、他人の価値観などによって、不純物が溜まっていきます。
その結果、素直になれなくて、純粋になれなくて、自分を守ろうとします。心を閉ざすようになります。
何が大事なのか、ということが分からなくなります。
自分を守る、つまりは傷つかないことに必死になるので、感情がどんどん鈍感になっていきます。
悲しみやつらさ、苦しさを感じないために、感情を鈍感にさせるのです。感情を無理にコントロールしようとします。
その結果、喜びや楽しさ、愛などさえも感じられないようになっていく。
これは「不感症」の状態です。
感情を感じることができないので、何かに情熱的になることもできません。
本気にもなれないし、人を好きになるという感情も分からなくなっていきます。人との間に壁を作り、距離を取ります。
その結果、さらに感情が鈍感になっていきます。
ロボットみたいな存在になっていく、ということです。人間味がない、という言い方もできるかもしれません。
頭だけ、脳だけが働き、知識だけが付け足され、「感じる」ということができなくなってしまうわけです。
感じることができなければ、人の痛みに寄り添うこともできないし、自分の痛みや、喜びも感じられないようになっていきます。
結果、やりたいことが分からない、なんてことにもなってしまうのです。
だからこそ、自分と向き合い、自分の感じる力を蘇らせること。本来の自分に戻っていくことが大事なんですね。
まだまだ色々と感じたことはあったので、今後のブログでも書いていきます。
今、自分のプログラムでも「向き合う」ということを徹底的にやってもらっていますが、すでに、
『最近潤さんの音声を聴いて向き合って自分を責めなくていいって、思ってから不思議なくらい明るい
自分になってしまいました。
これ自分か?ってくらい笑顔が自然に出てきて、そしたら周りの人も笑顔になってくれてなんか怖くな
ってきました。
こんなに上手くいってもいいのかなってくらい。
だから全然悩まなくなってしまって、体が軽くてしょうがないです。
本当にありがとうございます!(≧∇≦)』
という感想も届いています。
本当に人が変わるって何なのか。その在り方を見せていきたいし、まだまだ探求を続けていきたい。
そして、多くの人の力になれるように精進していきます。