「やらされている感」がやる気を奪う | 受験コーチ池田潤が教える参考書学習法

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基本的に人生はやりたいことをやれば良くて、好き勝手生きればいい、と思っています。


ただ、こういうことを言うと、何となく「頑張らない」イメージを持つ人もいるでしょう。


まあ、実際、頑張っている感覚はないことの方が多いのですが、


好き勝手生きる、やりたいことをやる、ということの中に「頑張る」ということも私の場合は入っています。


もちろん、頑張りたくないときもあるのですが(笑)、頑張りたいときだってある。


頑張るのが楽しい。頑張るのが好きという感覚。


例えば、昨日はいつも以上に筋トレをしました。


で、筋トレなんてしんどいだけじゃないですか。笑


でも、体を使うこと自体気持ちの良いことだし、そうやってしんどいことをやって筋肉がついていくのもまた楽しいことで。


楽をしたい、という風に思っているわけじゃないんですよね。


自分を愛して、自己肯定して、好き勝手やりたいことをやる、となったら「モチベーションが上がらないのではないですか?」と思う人がいるらしいのですが、


そんなことはありません。


ただ、モチベーションを上げるという概念自体、薄くはなってきます。


あえて自分を追い込むこともあるし、やりたくないことをやるときもあります。


ん?やりたいことをやるって言っているのに、やりたくないことをやるの?と思うでしょう。


やりたくないことをやることが、やりたいことなのです。笑


分かりにくいかな。


筋トレだって、やりたくないですよね。しんどいんだから。でも、やりたいんです。


チャレンジしたい、という感覚。チャレンジがやりたいことって感覚。


チャレンジっていうのは、今までやったことのないことに挑んでいくことなわけだから、


基本的には怖いですよね。できれば避けて通りたい、やりたくないことですよね。


でも、それがやりたい。


やりたくないことを、やりたい。


そんな感覚もあるんです。


その先に現れる自分に興味がある、というか。


ただ、これも「やらされている」状態だとそう思うことはできないんですよね。


自分で選んでいる、自分からやっている、という「自分が人生の主導権を握っている」と思えるから、「やりたい」と感じることができる。


だから、被害者はキツイんです。


いつだって「やらされている」と思っているから。


誰かが自分の人生の邪魔をしている、誰かによってコントロールされている、と勘違いしているから。


そりゃあ、モチベーションだって上がらないし、成長もないでしょう。


スポーツ選手だって、あんな激しいトレーニング、やりたくないと感じることもあるはず。


でも、そのやりたくないことがやりたいことなんですよね。


矛盾しているように聞こえますが、実際、そうなんです。


ストイックに頑張っているように見える人は、実は楽しんでやっていたりします。


逆に、本当にストイックに頑張っている人は、続かない。


どこかで限界が来たり、無理がたたって、一気にエネルギーが急降下したり。


ムラがあるというか、アップダウンが激しくなる。


それはどこかで「やらされている」感覚でやっているからで、心のどこかで被害者になっているからです。


本当は自分でやると決めたことなのに。


受験もそうだし、会社もそう。


自分で受験すると決め、自分で入社すると決めた。


全部自分で決めたのに、どこかで「やらされている」と思っている。


なぜ?自分で決めたのに。


やめる選択肢だってあるのに、続けている。


ということは、自分でやると決めているはず。


なのに、勝手に被害者になって、勝手にやる気を失い、苦しんでいるのです。


やらされているのではなく、自分で選択していること。


自分がやりたくてやっているのだということを忘れると、やる気も出ないし主体性もなくなるものです。


やりたい、という感覚で行動することを大事にしてみてください。


今日はこのへんで。