昨日は京都で編集者さんと本の打ち合わせをし、その足で東京に行って仲間たちと朝まで飲みながら話していました。
本の方は、7月22日の発売が決定し、内容的にも大きく変更することなくほぼ書き上げた原稿通りの内容になりそうです。
で、本題。
最近、立て続けに、これまでなかなか心の殻に閉じこもってしまい苦しんでいた人から、変われてきています、というメールをもらっています。
変われるというのは、受け入れられるという意味合いの方が強いですね。
自分を責めることなく、自分に価値を感じられる状態になるということ。
やはり変わるタイミングというのがあって、例えば私が今行っているプログラムでも、変わる時期というのは人それぞれ違います。
それは、その人にどれだけ変わる「準備」ができているか。自分と向き合いきれる状態か。などなど、様々な要因が絡む問題だからです。
後になってから何を言っていたかが分かる、ということもあるものです。
私などもそうですが、読む本にもタイミングというものがあって、昔はさっぱり分からなかったものが今になるとすごく響いたり。
昔の理解がいかに浅かったかということに気づいたり。
逆に、昔響いたものが今は全く響かなかったりということもありますね。
変わるタイミング、響くタイミングというものがあって、そのタイミングが来たらその人は自然に大事なことを学んでいく。
もしあなたが人と向き合うようなときがあるのであれば、「待つ」ということも大事なことです。
信頼して待つ。
相手の中にも葛藤があり、認めたくない部分があり、苦しみがあります。
いきなり全てを受け入れられるわけではないし、受け入れたくない自分だっている。
それを理解することが大事で、自分についてもそれは同じことなんですね。
自分にもタイミングというものがあって。
まだ何を言っているか分からない、心底理解することができない。
そういうこともあります。
ただ、そこでそれを否定してしまうのではなくて、今はまだ分からないな、という姿勢を持ってみる。
その姿勢を持てるかどうか、つまりは謙虚であれるかどうかも大事なこと。
まあ、そこで否定したとしてもどうせ大事なことには気づいていくものなのですが。
焦る必要はないし、自分なりのペースで、自分なりのやり方で良くなっていけばいい。
私自身、「待つ」ということは大事にしています。
その人は、その人のペースで変わっていくし、それは私とは同じではない。
一人一人、ペースも方法もつまづくポイントも違う。
自分自身が、そのことを理解しておくこと。
人と比べる必要はないですし、人より遅いとかそういうのも気にしなくていい。
自分のペースでOK。
焦る必要はない。どうしても、焦ってどうにかしようとか、何とかしなければと思うものですが、
別にそういう風に頑張る必要はないのです。
はい、今日はこのへんで。