昨日と同じ「成長」というものをテーマに扱っていきます。
成長する前には、葛藤が起こるものです。
葛藤の中には本当に色んなものがあります。
人生について迷ったり、自分自身について迷ったり、対人関係に迷ったり。
迷い葛藤する中で、人は答えを求めるようになります。
現状をどうにか変えたい、という気持ちから「学ぶ」ということを始めます。
で、この学びの段階には色々とあって、葛藤や苦しみに出会う度に、また新しい段階へと進んでいきます。
例えば、
今まで誰かの言う通りに、常識通りに生きてきた。親の言いなりだった。
そのことに今までは気づかなかった。
でも、やっと自分のその状況に気づき、親への反発心が芽生えてきて、「個」として生きるようになる。
自分というものを大事にし、「自分」の人生を生きるのだと頑張る。
このとき、まだ周囲のことは見えない人が多いです。
だから、攻撃的だったり自己中心的だったり周囲に興味はない、周囲をバカにする、今まで信じていた人を非難する、という人もたくさん生まれます。
ただ、それは「悪い」ことではありません。
ただその段階だ、ということ。そこでまた大事なことに気づいていきます。
そして、次に個として独立してやっていく中で、個が確立されてくると、
周囲との関係に目が向き始めます。
周りとの共存だったり共生、助け合い、思いやりといったこと。
そういったことを大事にしよう、と思う段階に来ます。
さらにその次もあります。
そのまた次もあって、さらにさらに…とどんどん前に進んでいくものなのですが、
そのときどきで「葛藤」がつきものなのです。
葛藤や苦しみを経験し、その経験をきっかけに考えるようになる。
考えざるを得ない状況に追い込まれる。
そこで新しいことに気づき、飛躍していく。
映画とかドラマとか漫画とか観ていてもそうですよね。
主人公が敵を倒す前には、必ず苦しみや葛藤がある。
その苦しみを乗り越えると、また一つ強くなっていく。
そういった側面が、私たちの人生にもあります。
だから、葛藤は悪いことではありません。
逆に、葛藤することが多い人は、それだけ成長も早い。早く大事なことに気づいていく人。
で、その時期っていうのはどんどん早くなっている気がします。
葛藤したら、その葛藤から逃げず、向き合ってみること。
すぐに答えが出ないイライラや、苦しさ。色んな感情が生まれるものですが、
その先に光があると信じて、葛藤して欲しいと思います。
葛藤から目を逸らしていると、いつまでも同じ次元で悩み、同じ苦しみで苦しみ、
一向に人生は前に進みません。
目を逸らすのではなく、向き合い、問い、考え、自分なりの答えを出していくことが大事です。
はい、今日はこのへんで。