勉強するのが億劫なときの対処法とは… | 受験コーチ池田潤が教える参考書学習法

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勉強に取り組むことができない、最初の一歩が億劫。勉強以外でも、何かに取り組むのが面倒くさい…


そういった気持ちになることはあると思います。


何度も言いますが、人間は基本的に変化することが嫌なので、何か行動を変えるというのにはエネルギーを使うわけです。


ただ、「好き」を根本動機にしたものであれば、エネルギーを消費するわけでもなく取り組むことができるので、


最強なのは「好き」とか「楽しい」を動機にして行動すること。


もっと言えば、「好き」「楽しい」を動機にして人生を生きることです。


ただ、勉強をしていると、苦手な科目であったり、理解しにくいこともあったりして、


必ずしも「好き」「楽しい」を動機に勉強することができないときがあります。


そういうときは、どうしたらいいのでしょうか??


それは、億劫であることを受け入れることです。


少し話が変わるようですが、つながっていくので読み進めて欲しいのですが、


何かにチャレンジすることができない人の大きな特徴は、「失敗を怖れる」というもの。


失敗を怖れるし、失敗してはいけない、と思っているので行動することができません。


失敗はダメなものなんだ、してはいけないんだ、という気持ちが自分を縛っている状態です。


逆に、「最初の頃は失敗しても当然だよ。だんだんと上達していくものなんだ」と思っている人は、

どんどんチャレンジしていくことができます。


失敗を受け入れているかどうかで、行動の量も変わってくるのです。


勉強も似たようなもので、理解できてくるまでは、面白くない時期が続きます。


しかし、それは当然のことです。


最初は面白くありません。


何事でも同じで、スポーツでも、ヘタなときは面白くないものです。


テニスなんて、最初すごく難しいじゃないですか。上にボールがポーンと上がっていってしまって、プロの選手みたいに上手くラリーが続かない。


テニスが面白くなるのはラリーが続くようになってからで、それまでは面白くないと思うんですね。


で、ラリーが続くようになるまでは練習を頑張る必要があるわけです。


ラリーが続くようになるまでは、練習も億劫なはず。


でも、「ああやってラリーを続けられるようになって、カッコよく打ちたいなあ、試合がしたいなあ」と思うから頑張れる。


勉強でも同じで、問題を解く、というところに行き着くには色々と乗り越えないといけないことは多いものです。


で、問題を解けるレベルに到達するまでは、なかなか勉強が面白いとは思えない。


初級レベルのものは複雑さもなく、知的喜びも少なかったりする。


だから、最初はあまり面白くないと感じる。


しかし、難しい問題になってくると「考える楽しさ」みたいなものも生まれてくるわけです。


複雑になればなるほど面白くなってくるわけですね。


また、考える喜び以外にも、「成長」する喜びもあります。


そうやって、熟練していけばいくほど、楽しさは増えてくるわけです。


ゲームでも何でも一緒。


だから、今勉強が面白くないとしても、根気よく続けてみてください。


億劫であることを受け入れ、億劫なのも当然なんだと理解し、少しでも楽しめるように成長していこう、


早く楽しいものにしたい、という気持ちで勉強していくと良いと思います。