伸び悩むのは、目的を忘れるから | 受験コーチ池田潤が教える参考書学習法

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‐志望校に合格する勉強法と思考法‐

勉強するときに忘れてはならないのは、「結局、試験本番で合格点を確保すればいいのだ」という目的です。


この目的を見失わないことが、「効率的な勉強」の一番大事なところ。


多くの成績が上がらずに苦しむ受験生は、この目的を忘れ、手段を目的化してしまいます。


その典型的な例は、「授業」ですよね。授業を受けることはあくまで手段でしかないのですが、


授業を受ければ合格する、という風に考えてしまう人も多い。


そうなると、大量の授業を取っているのだけれど、勉強時間もかなりたくさん確保しているのだけれど、


なかなか成績は上がってこない、ということが起こります。


授業を受けるのであれば、そこで何が学べたのか、何を身につけることができたのか、ということを考える必要があります。


振り返ってみると、そこで学んだことが案外少ない、ということだってあり得ます。


手段は授業だけではなく、私が勧めている参考書を使って自習だってあるわけです。


自習をして自分で自分の穴を探し、埋めていき、演習を重ねることでできる問題を増やしていく。


そして、最後の目的である「試験本番で合格点を確保する」ことを達成していけばいい。


目的を徹底的に意識して、その目的に近づいているかを考えながら勉強する。


それが、「実質」を意識した勉強。私が口を酸っぱくして何度も言っていることです。


とにかく、形式ではなく、実質を意識する。


1時間勉強したなら、その1時間で何を学べたのか。どのくらい進んだのか、ということも考えないといけません。


よく言いますが、1日12時間勉強したって、集中していないなら意味ないし、自分の頭で考えてない

なら意味ない。


形が大事なのではなくて、実質が大事。


そのことを肝に命じて欲しいですし、これはいくら言っても言い足りないくらい重要なことなんですよね。


実際、何度も言っていますけど。


ホント、このことを意識しているかどうかで全然結果が変わってくるんですよね。


これ、受験だけでじゃなくて人生でも一緒だと思っているんです。


本当に大事なことって何?


自分の目的って何だろう?


そういうことを考えて、自分の目的を見失わないようにする。


仕事でも人間関係でも。


人間関係だったら、お互いに愛を感じて、楽しんで、幸福感を感じることが大事なはずなのに、


なぜか相手を評価して、値踏みして、否定して、ぶつかって、憎み合って。


本来の目的、本当に大事なことは何なのかということを忘れないでいるだけで、全然違った毎日、人生になると思います。


さて、私は今日から東京へ。


今回はかなり長い滞在になる予定なのですが、何かが起こる気しかしません。笑


楽しんできます。