点滴に繫がれたままの母は、

二日間、ずっと目を開けることなく

昏々と眠っていました。


抗生物質の投与は効果を表し、

黄疸も消え、酸素マスクは

三日目にしてやっと外されました。


体調が少しよくなって来た母は、

体位を変えたり身体を触られたりすると

その度に声を出すようになりました。


声が出るようになったということは

元気が出た証拠なのですが

他の患者さん達に迷惑がかかるのは

間違いありません。

母が声をあげる度に、ドアを閉めたりして

いました。


私達姉妹はみなそれぞれ仕事や用事があったりと忙しく、

24時間体制の付き添いスケジュールをたてるのは大変。。

でも今回は、娘達も手伝ってくれ

本当に助かりました。


母は、しばらくは点滴をはずすことができないので

近いうちに、以前かかっていたストレスケア(精神科)病棟に

移される予定です。

内科から精神科の先生に相談があったようです。


精神科の先生は

「これぐらいは声を出しても大丈夫だよ。

 僕だって寝かせれっぱなしでは声を出すよなぁ。

 そんなにひどくないのになぁ・・・

 それに、薬は飲ませたくないんだよ。

 ご飯が食べれなくなるからなぁ」


母が声を出すたびに、精神科の先生に連絡が行き

また同じようなことを先生がいうことが何回かあり

結局、精神科の病棟に移されることになりました。


どんなとこだろう・・・・





























総合病院に救急搬送された母は

すぐに処置室に入りました。


この総合病院は、家から一番近いところにあり

建物も大きく駐車場はいつも満杯。

施設に入所するまでは、

こちらの精神科で母を診てもらっていました。


待合室で、事務員さんに説明を受けたり書類にサインをしながら

施設の看護師さん、姉ふたりと待っていました。


待つ時間がとても長く感じられました。


やっと検査や処置が終わりそうということで

検査室のドアの前に移動しました。


母が酸素マスクと点滴をつけられて出てきました。

辛そうに目を閉じたままです。

そのままエレベーターで上がり、病室まで移動しました。

テレビ、バス、トイレ冷蔵庫付きの個室です。

隣は特別室のようです。


私達は、主治医の先生からお話があるというので

ナースステーションに行きました。


母の病名は

閉塞性黄疸

胆管胆のう炎

尿路感染症でした。


胆管が詰まって(詰まりかけた)、胆汁の流れが悪くなり

炎症を起こしているようです。(胆石は見られない)

しばらく、お薬(抗生物質等)で様子をみることになりました。


最悪の事態を考えていたので

病名がつき治療ができるとわかって

ホッとしました。


母は認知症なので

家族が24時間体制で付き添いが必要になります。

頑張らねばです。


家に帰ったら、仏壇の父に

「ありがとう」って言わなきゃね。




* ブログを見ていただいた皆様、

そしてペタ、温かいコメントをくださった

まめおちゃん さん、坪井@ゆず さん、

弓絃葉 さん、 みさっぺ さん

ご心配をおかけしました。


お陰様で母は危機をどうにか乗りきることができました。

ありがとうございました。





















先日のお昼過ぎ、施設から電話があり

母が38度台の熱があるので

先生に診てもらいますとのことでした。


先生の指示で、まずは点滴をすることになり

その後は血液検査の結果次第になります。


明日は母の90歳の誕生日。

少し辛そうです。大丈夫かなぁ・・


次の日、施設から電話があり

肝機能の数値が異常に高いので

すぐに病院に行くことになりました。


朝、母を見に行ったとき少し顔が黄色いような

気がしましたが・・黄疸が出ていたのですね。。


午後から、総合病院に行くことになりました。

母は施設の車で連れて行ってもらえます。

姉達にも連絡して、私達は現地集合となりました。


ところが、また施設から連絡が来て

母が急変したので救急車で搬送するそうです。


血圧が下がり、酸素不足で脈拍が多く

目まで黄疸症状が出て危険状態だそうです。


母の誕生日に救急搬送とは・・・。


高鳴る胸を押さえて、仏壇の前に座りました。



・・・おとうさん、おかあさんを守ってください。

 まだ、連れて行かないでください。

 お願いします。まだ連れて行ってはダメよ・・・


・・・・(父が苦笑いしているような気がしました)・・・