読む | 睡蓮のひとりごと(仮)

睡蓮のひとりごと(仮)

ひとりごと、むにゃむにゃ

基本、読書はしなくて、映画も見なくて、アニメとかもまるで知らなくて、本の形で読むのは美容雑誌くらいか。

そんな中、珍しく本を買って、がーって、読んだ。

「毒になる親」スーザンフォワード

毒親って言葉がひとり歩きしてしまって産み育ててくれた親を悪者にするとは何事だ!っていう意見が周りに多いなか、しかし、これは自分の今の状態を把握して、変えていくための本なんだよね、と、思う。

実はこの本はずいぶん前にでていて、かなり売れて、このノウハウはネットとか調べるとわかりやすく解説されたりして、本自体を買うのを10年躊躇していたけれど、アマゾンで格安で、しかも文庫で出ていたので。

本で大元をつかんだようで、わかっていた部分とわかっていなかった部分がある。特に自分の家庭の場合は、複合的な要因が重なっている。また、家庭のみならず、学校で知らないうちに影響受ける大人にも言えることなんだろうな。

職場で心の中でキレてうまくいかなくなったり、人を信じられない自分ていうのは、生まれたときに自分が勝手にそういう赤ちゃんで、子供時代を経て、大人になってできるわけではないのよね。生まれ落ちたときから多少の個性はあるものの、最初は物心つかない赤ちゃんなんだと思う。

で、ずいぶん年齢がいくまでは自分が育った環境が、多少はなにか欠けていても普通と思うから、こういう困った、周りとうまくいかない大人が出来上がって、ダメな自分だし、いないほうがいい、となるのだけれど、表面上ではなくて、根本的に見つめ直さないといけないなと思って思い切って読んだのがこの本。

あと何度か読まないと、理解して自分の考えを変えることはできないんだけど、人から愛情がない、と自分がいわれたことについてよくわかったような。たぶん足りないながら、みなさんのおかげで思いやり、とか、感謝、とかは、わかってきているのよね。

だけど、愛情が、いまいち自分に足りない。他にも情緒的な部分で足りないところやおかしいところがいっぱいある。自分でわかって、せめてまずちゃんと仕事に落ち着いて行けるようになりたいなと。

本の内容はあくまでそういうことじゃありません。読んでもピンとこない人はピンとこないと思う。ピンとくる人にはわかる話かも。

あくまで変えたいのは自分自身であって、誰かを批判したいとか、自分の正当性を訴えたいとかそういうことでも、ありません。


こうやって自己防衛してるあたり、すでに病んでるなあ。
変わりたいなあ…。