■前回の更新(準々決勝など)




7月7日に行われたK1ワールドMAX決勝トーナメントの感想です。
前回はベスト8の試合などについて書いてから続きを忘れてましたが、忘れないように個人的な感想を書き残しておきたいと思う。



■ABEMATV K-1WORLD MAX2024

準決勝
1回戦で旧K1王者ブアカーオからダウンを奪って勝ちあがった元GLORY2位のストーヤンと、オランダのダリル・フェルドンクからダウンを奪って勝ちあがったデング・シルバの組み合わせでした。

ストーヤンのGLORY2位という肩書きは、1位のエンリコ・ケールが名誉1位みたいなもんだったから実質はストーヤンが1位みたいなもん。ベスタティが階級を上げて戻らないなら、GLORYの70キロはストーヤンが実質のトップという見方もできる。

対するシルバはローカル団体&OFGキック戦績ばかりのかなり不気味な存在。
でも体格負けしない正統派のキックボクサーと戦ったら脆さが出ちゃうだろうと予想してたんで、ストーヤンにはかなり相性が悪いんじゃないかと思っていました。そもそも準決勝のフェルドンク戦で敗退してもおかしくないと思ってたんで、準決勝へ勝ちあがった時点で爪痕を十分残せたと思うんですけどね😅😅

 


■アベマ格闘Ch ストーヤン×シルバ(1Rのみ)


準決勝なのでお互いこれが本日2試合目。
ストーヤンはそんなにダメージが無いんじゃないかと思ってたら、ブアカーオ戦のダメージが結構あったようで、足を攻められたらかなりヤバそうな雰囲気でした。しかし、シルバも準々決勝でグロッキーになってたから、これはKO決着になりそうだと思った。

まあ、ならなかったんだけども。


俺は、、

1R:10-10 (ややストーヤン)
2R:10-8でストーヤン ※ シルバがダウン
3R:10-9でストーヤン
だと思いました。

30-27でストーヤン。
実際の判定は30-27、30-28、30-28の3-0でストーヤンでした。

2Rにストーヤンがグラつくような場面もあったし、一時期の旧K1的な判定なら2Rは9-8、3Rはかなりストーヤンが押してた印象だったので、10‐8.5のストーヤンでも良かった気がしなくもない。
2Rのダウンも和島だったら1回見逃されてるかもしれないようなダウンでしたが(笑)

判定の結果以上にシルバが善戦していた印象です。




■ABEMATV K-1WORLD MAX2024

反対ブロックの準決勝は、準々決勝で二重の極みハードブレイクショットを使ってバグボートを撃破したロシアの達人アキモフさん(富山県在住)と、リザーブファイトで勝っていたセルジオ・サンチェスという組み合わせでした。

なんとカスペル・ムジンスキが負傷によって準決勝へ上がれなくなってしまい、サンチェスが代役として準決勝に出る事になったと。普通に考えたらキックボクサーとしての格はサンチェスの方が上だけど、これまたサンチェスもリザーブファイトで明らかにローを効かされて足にダメージがありそうな印象だったんすよね・・。


1R:10-10 (ややサンチェス)
2R:10-10 (むずかしい・・)



アキモフさんが思っていたよりも強いというより、サンチェスはやはり足にダメージがあってやりにくいのかなという印象。解説の魔裟斗も足のダメージを指摘してましたが、「アキモフ気づいてないか」みたいな事を言った時はちょっと笑いました。
準々決勝もそうでしたが、やんわりとベスト8やベスト4にふさわしくない選手だと思ってる感が伝わってくるというかな。

これはどういう決着になるのかな・・と3ラウンドへ突入したところ、、





痛でええええええ!!! 

もうムリ😭✋




なんとアキモフさんの蹴りでサンチェスはキンケシになってしまいました。
なんでもない蹴りに見えたのに、アキモフさんが達人なのか、サンチェスの足が限界だったのかはわかりません(わかる)


パンチの貰い方やラッシュを見ても明らか他の参加メンバーに劣るアキモフさんが凄まじい豪運で決勝へ進出してしまいました。


ストーヤンはブアカーオ&シルバ戦でダメージがかなり残ってる状態。
対するアキモフは1回戦が同じく最弱候補のバグボートでなぜかあっさりKO勝ち。そしてムジンスキが怪我で欠場→代役は足にダメージを負ったサンチェスという豪運でこれまたKO勝ち。


またも足へダメージを負ったストーヤン相手に豪運が炸裂してアキモフ優勝あるか!?



・・・・・。






んなわけあるか。


あっという間にボコボコにされて1RKO負け。
そらそうだ・・ってくらい順当な結果となりました(笑)
 

 


■マイナビ ストーヤンvsアキモフKOシーン

 

■アベマ格闘Ch アキモフのダウンまで

 

 


結果はストーヤンの優勝。
和島に勝って王者になったオウヤン・フェンは今回のトーナメントを欠場して、ムジンスキは途中で棄権。なのでまだまだ面白い組み合わせが生まれそうではありますが、果たして70キロトーナメントは旧MAXのように毎年開催されるもんなのかな?

毎年開催されるならトーナメント優勝者がすぐにワンマッチで負けても、次の優勝者が予想できなくなった!と盛り上がるわけですが、単に王者が入れ替わるならわざわざトーナメントを優勝した価値が薄れてしまう。

例えば2002年優勝のクラウスは翌年のトーナメント前にザンビディスにKOされてるし、ブアカーオも優勝した翌年にはクラウスにダウンを取られて負けてます。
でも毎年トーナメントがあるならそれはそれって話なんだけど、ワンマッチで勝った奴が全部持って行っちゃうのはなあ・・。その辺がどうなるか気になるところ。


当日のPPV配信終了時のコメント数は7748でした(俺のスクショ時)。
なぜかコメントが弾かれたりもしてたようだから、コメント数で視聴数=PPV売上を推測するのは難しいけど、想像していたよりコメント欄は盛況でしたね。

夜の8時前にK-1の配信は終わり、そのままアベマで井岡の世界戦へ移動。
そっちは井岡の試合前→試合後までの1時間で視聴数が100万、コメントが1.6万→4.2万に増えてました


今回はかなり満足度の高いトーナメントで、PPVの元は取れたなという感想。
でも70キロの決勝トーナメント以外でPPVを買うかと聞かれたら、うーん・・って感じです。もっと注目度の高い選手がいる間に70キロトーナメントをMAX化させていたら、そのままMAXファンへ移行する新生K1ファンや武尊キッズがいたかもしれませんね。
いまさら言ってもしゃあないけど。

個人的には試合数を半分、PPVも半額くらいにしてくれたらもっと見やすい。
MAX(70キロ)をこの路線で継続してくれるなら嬉しいですね。