乳腺外科の待合で待っている間
彗星のようなせっかち教授の患者を呼ぶ声が響く
彗星みたいな教授はせっかち過ぎて
患者が部屋に入ると着座しないうちに診察が始まる
ちゃかちゃかした江戸っ子とも言えるが
自分はこの教授が好きだ
なぜなら彗星の様に目の前を過ぎていく教授だけれど
捕まえて質問すると必ず足を止めてくれるからだ
せっかちなだけで嫌な感じはない
他の先生が一人呼ぶ間に
教授は5人くらい呼んでいる
これもいつものことだ
患者は言いたいことをまとめておく
医師に臆すことなく話すという患者力が必要なのだ