仕事の電話で起こされた朝
バタバタとした一日が今日も終わると思った夕刻
父親の様子がおかしい
咳とくしゃみ。。。。
顔もなんか赤く見える
熱を計ると38度4分
父親には肺気腫の持病がある
時計を見ると17時30分
まずはかかりつけの呼吸器科に電話するが
「発熱しているならこの時間は診ることはできない」
という返事だった
ああだこうだ言う暇はない
次だ
自分のかかりつけの
町内の内科に電話する
「17時45分までに入ってもらえたら大丈夫です」
との答えに
あと10分ではギリギリ入れるか
数分遅れるかだ
受付の女性がゆっくりと
「17時45分までだったら。。。。」
と繰り返しているので
このやりとりの時間がロスだなと考え
「とりあえず向かいます
45分までに間に合えばお願いします」
と言い、家を出た
予想通り
病院の近くまで辿り着いたのは17時46分だった
このまま病院へ行っても
おそらく診てはくれただろうが
ダメだ
あれだけ「45分までに」と繰り返されたのだ
お互い嫌な思いしかしないだろう
そのまま病院を通り越す
次だ
車を止めて
スマホでもう一つの町内の病院の診察時間を調べると
やっている
遅い時間の診察をしている
とりあえずその病院の前まで行き
車を降りようとしている父親を制して
目の前の病院に電話をする
初診ということ
38度4分の熱が出ていること
肺気腫の持病を持っていることを伝えると
そのまま
電話での聞き取りをしてくれて
検査をする事になった
車に乗ったまま検査をしてくれる
コロナの検査は自分は何度か経験済みなので
痛いことが容易に予想できた
父親は痛そうにしているが
意外にも咳き込むこともなく検査を受けていた
結果は
30分ほどかかるかもと言われ
しばらくクルマの中で待つ
先生が出てきたので
あぁ、コロナだったな。。。と察した
「82歳の高齢で、肺気腫の疾患持ちという事で
しっかり治した方が良いと思います。コロナの薬を飲んだ方が良いのだけれど、価格が少し高いんです。。。。」
と医師は言い
それぞれの負担割合別に値段が書かれた紙を提示してくれた
後期高齢者の1割で5160円だったので
全然安いじゃん。。。。命と比べたら絶対安い
と内心思ったが
「高いけれど
命には変えられないから
お薬もらっていこう」
と父親に伝え
さらに
「来月になったら1割ではなくなるから
今日だったらこの値段だし」
とまるでTVショッピングの売り文句のような事を言うと
それを聞いた先生が
「え、後期高齢者の負担、来月から高くなるの?」
と、ビックリした様子で聞いてきた
年収によって上限額があるみたいだけれど
1割負担ではなくなり
2割になることを言うと
「あ~年収でそれぞれ違うんだね
でも今日なら5160円なら
尚更ゾコーバを勧めたい。飲んだ方が良いよ」
と、先生までもがTVショッピングの売り文句の様な事を言い出したので
父親も
「そうだな」
と言ってすんなり受け入れていた
コロナが5類になったけれど
この病院はまだきちんと発熱患者と一般の患者を分けている
そのまま外で会計をしてくれ
薬局は父親を車に乗せたまま自分だけが行ってきた
始めてかかる病院や薬局は
聞き取りが多くて。。。まぁ面倒くさい
こんな事を言ってはいけないが
正直そう思う
しかもアプリを入れて登録してくれというではないか。。。。。超絶面倒だ。。。。。
と思いながら
自分の情報を入れ、父親の情報を入れて
父親の受付を終わらせてから
また自分の登録もして。。。。。(大学病院にかかる時と同じ系列の薬局で、いつも面倒くさいからやっていなかった)
あぁ。。。メンドクサイデス。。。。と思いながら
登録を終わらせたが
面倒くさいなんて思ったらバチが当たる
こんな遅い時間にやっている病院や薬局は田舎ではあまりない
しかもとても感じもいい
面倒くさいなんて思っている自分の方が
よっぽど感じが悪いよ
と自分で自分にツッコミを入れる
薬を待つ間
一度父親の様子を見に車に戻るが
変わりなさそうだったので
薬局に戻る
ゾコーバと
ゾコーバを飲み終わってもまだ高熱が出ている場合の念の為のカロナールをもらって
帰って来た
2年前に自分もお世話になったゾコーバ
父の事をお願いしますね
