雨の音が聞こえてくる夜に
一気に読んだ

村上春樹のデビュー作
「風の歌を聴け」の再読
村上春樹の若かりし頃
こういう風に生きていたのだろうか
「1Q84」や「街とその不確かな壁」と
初期作品は違うが
これはこれで良い
【あとがきにかえて】のページにこんな事が書かれていて驚いた
「宇宙の複雑さに比べれば
この我々の世界などミミズの脳味噌のようなものだ」
と、ハートフィールドは言っている
これは
自分がずっと思っていることと似ている
「この宇宙の壮大さに比べると自分のちっぽけな脳味噌で考える事などたいしたことはない
全て宇宙に委ねると良い
全て上手くいくようになっている」
村上春樹のこの本を読んでこう思う様になったわけではないはずだ。。。。
確か。。。。宇宙関係の本を読んでそう思ったはずだけれど。。。。
ま、そんな事はどうでもいいことだ
なんだか似たような事を言っている自分が可笑しくなる
そして
やはり宇宙と自分の脳味噌の関係について
正しい事だったと裏付けされた様で
嬉しくなる
風の歌を聴けの映画との比較は
映画を先に観て本を読むと分かりやすいかもしれないな。。。。程度にしておこうと思う
映画はキャストが良かったので
あれはあれで良い
いや、キャストが良すぎてそっちに気を取られてしまって内容に入って行くまでしばらくかかった
映画も小説も
主人公の「僕」の若い頃のある数日間を
覗き見る事ができる作品だった
学生運動が盛んな時代背景もあり
僕の友人の鼠の考え方があの時代らしく
嫌いではない作品になっている
こんなにゆっくり本を読めるなんて
コロナにかかるのも悪くはない
時々咳き込んでしまう。。。。。。寝よう