今日で95才になる本州在住のおばさんが
娘と息子と一緒に北海道に来ている
一昨日うちの方に来るハズだったが
待ちぼうけだった
予定は未定なのだ
昨日も母親の通院のあとずっと待っていたが
夕方になった
もしかしたらもう会えないで終わるかもと
思いながら
早目に夕飯を作って
もう。。。。風呂も入ってしまおう
と準備をしていたら
親戚のお姉さんからおばさんがそろそろ来ると連絡が入る
両親を連れて
近所の親戚の家に向かう
我が家が着いて少しして
おばさんたちが到着した
おばさんは姿勢が良くて昔と全然変わらない
どこから見ても95才には見えない若々しさだ
それでも身長が6センチ程縮んだとおばさんは言う
前かがみになってしまいがちだから
ときどき意識して胸を張っているそうだ
しばらくして
神社の本殿のお詣りをしたいというので
おばさんを乗せて
本殿のある山の上まで特別に車で上がらせてもらった
夕方の神社には行くことがないが
風の強い日だったのに
風ひとつなく
本殿前はしーんと静まりかえっている
おばさんとお詣りをしたあと
本殿前で
おばさんが急に
あの石の右側におじさんが見えるわね
左側にもいる
左下にも
と言い出した
石がそういう風に見えるの?
と聞くと
おばさんは
石ではなく
石の右側と左側の空間を指差す
ここにいるでしょう
というが
普段割と見える自分にもわからない
見えないよ
と言うと
おばさんは石の近くまで寄って行って
石を指差しながら顔が見えるところを
説明してくれる
でもさっきは
目線も指差す方向も
明らかに石の横だった
95才は色々なものが見えるのだ
その石を見ているおばさんの写真を撮った
確かに顔の様なものが沢山見える

おばさん達と色々な話しをしたが
95才のおばさんが
直接会うって大事な事よ
と言った事が印象深く心に残った