大学病院の乳腺外科の受付をする
『○○先生ですね、○○号室の前で待っていてください』
ん?
○○先生????
いつもの笑わないアイドルみたいな女医の名前ではない
聞き間違えたか?????
と、思い、受付の方に聞き直す
○○先生ですか?
はい、今日は○○先生です
ま、いっか、、、
結果がわかれば良い
言われた通り
○○医師の部屋の前で数独をやりながら待つ
ここの大学病院の乳腺外科の良いところは
はやい事だ
大学病院は何時間も待つイメージだが
ここは予約の時間を過ぎることはほぼない
入院中の朝の回診も7時には来ていた
起きたと思ったらもう回診だ
とにかく早いのだ
大学病院の外来は8時半からのはずだが、8時を過ぎるともう始まっている
診断書は3日で出来上がって家に届く
何もかもがとにかく早い
入院時まで担当だった教授の外来は
診察室の扉を開けた途端、会話の本題が始まっている
そういえば
教授にフライングのガン告知をされたっけ、、、、
懐かしい、、、
https://ameblo.jp/junkiyoshiro/entry-12745206037.html
ほどなくして
○○医師の診察室に呼ばれる
若い愛想の良い女医だ
体調はいかがですか
と聞いてくるが
こっちは結果がはやく聞きたい
はやく聞きたいが、一応大人なので
『初めまして、宜しくお願いします』
からの、質問対する自分の体調を答える
話しは少しずれるが
体調はいかがですか、というざっくりした聞き方は本当に困る
まして初めて会う医師にどこから話せば良いのかと一瞬の間にカチャカチャと考える
とりあえず、怠さが酷いことは伝えよう
休みの日の半分は寝て過ごして、後の半分は好きな事がやれているので
まぁよしとしていることを伝えた
○○女医はうんうんと愛想よく聞いている
薬の副作用的なものもあるからとも言ってくれた
そうしてやっとこ検査の結果を話し出し
『再発転移はありませんね』
とCTの画像をみながらサラリと言った
本来一年目の検診のメニューにある
骨粗鬆症の検査は個人病院でやっているので大学病院ではやらなかったが
おもむろに
『個人病院でやった骨密度の結果はどうでしたか』
と聞かれた
あれ、、、、
アイドル医師に結果を見せている、、、、のに、、、、
カルテには記載されていないようだ
まただ
術後の確定診断の説明の後の
治療を決める時も
カルテがめちゃめちゃだった
呆れてものも言えない
笑わないアイドル女医は20代後半
医師になりたてとしても雑過ぎる
今日の女医は、他でやった整形外科の骨密度の結果と飲んでいる骨粗鬆症の薬をしっかりとカルテに書き込んでいた
『あれ、、、、、薬もいつも見せていますよ』
というと、
今日の女医は一瞬困った顔をしたが
明るく
『ちょっとカルテに書いてなくて、、、、』
とお茶を濁していた
次の診察も女医に、
先生にみてもらいたい
と思わず言ってしまったが
本当に自分の身を守る為にもそうした方が良いのかもしれない
今日の愛想の良い女医はイレギュラーで外来に出ていたらしく
次の予約は笑わないアイドル女医の名前で入っていた
カルテの情報がいかにいい加減だということが
少なくとも自分の体験してきた中で証明される
ブログを書く意味はちゃんとある
よく、誰かの為に役にたてば、、、というフレーズを目にするが
その言葉を見るといつも違和感を感じている
誰かの為に書いているわけではないんじゃないの
自分の為にだよね、、、、
と、正直思ってしまう
でも人は人なので、これ以上このことは掘り下げることはしない
結果的に誰かの為になることもあるかもしれないけれど
少なくとも自分は自分の為に書いている
自分が生きている証しというか
日々起きる出来事はとても面白いし
それに対して自分はどう感じて何をしたか
の記録だ
体調に関しても
ブログに書いてあるものを確認して
通院時に医師にいつから変だった等伝える事が出来ている
人の記憶というものは
かなり曖昧なものだし
都合よく変わっていきがちだ
なので、歯に衣着せぬこのブログは
心の中のものを形にする場所としても
記録面からみても
とても大事なものだといえる
それにしても
日々色々なことがあるものだ
病院でカルテに情報がきちんと書かれていないということも
びっくりポンな出来事だけれど
そんなことだらけで
妙に冷めて冷静にみている自分がいる
飄々としているとよくいわれるが
こういう時の自分のこの感じが
『飄々としている』というのだよな、、、
と、ぼんやり思っている自分がいる
今日は
一時間遅れで出勤したが
職場でもお馴染みのおたふくソースおばさんが
またやらかしてくれていたが
その話しはまたにしよう
今日はガンの一年検診クリアー出来たことを
ただただ喜ぶ日にしよう
そして、一年目クリアーの報告に
一緒に喜んでくれる友人たち
周りの皆さんの声かけに涙が出そうになる
いつも皆さんにどれだけ助けられているか
感謝しかない
本当にありがとうございます
ガンは一年目をクリアーしたけれど
気を抜かず
これからも日々を楽しみながら
自分らしく飄々と生きて行こうと思う
穏やかな一日をありがとう