骨密度検査の結果(骨粗鬆症の投薬半年後) | pinocoのブログ

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巨大子宮筋腫、乳がんetc·····
何があっても自分らしく生きる七転び八起きの精神でユーモアを忘れず生きています。

術後248日

ホルモン療法214日目


色々な人がいて色々な事があるが

乳がんのタイプも色々ある


自分はホルモンレセプターが陽性の

ルミナールタイプで

そのなかでもHER2タンパク陰性で

癌の元気さをみる増殖指標Ki-67は15%以下



(術前の説明)



(術後の確定診断)




ホルモンレセプターが陽性ということは

ホルモン治療が出きるということ



元気な癌ではない


そのくせ足は速くて

センチネルリンパへの転移有りで

腋窩リンパ郭清の結果2つのリンパの転移があった



見た目大人しそうなのにやることはやっているヤツだ


治療としては外科的手術で乳房を全摘と腋窩リンパ節郭清をして


ホルモン治療は10年だ


抗がん剤と放射線治療に関しては

しないと決めた


放射線治療に関しては

主治医が『しなくて良い』と言ったくせに

翌週には『やりますよね』と言い出したり


抗がん剤に関しても

『やらなくてもいい』と言っていたのに

翌週には『やりますよね』と言うし



詳しくはこのブログで残してあるので

今回はこれ以上は書かないが



長年お世話になっている札幌の婦人科の主治医に話したところ

『この状態で、何故抗がん剤も放射線治療もしないのか自分にはわからない』


といわれる始末で


でも、最終的に決めたのは自分で

自分の体力と、自分の体調の自分の感覚と自分の色々な勉強の結果、しないと決めたのだ




話が少し逸れてしまったが逸れたついでに



たいしたことのないガンだという人もいるが

ガンはガンだ

乳房を取って、リンパ節もとって

身体に大きな傷が増えた



癌の人にたいしたことないという人の気も知れない


見た目元気そうにみえるが

今まで普通に出来ていたことが結構しんどい


なってみたらわかることなので

そんな人には自分でなってみたら良いのにと心のなかで声をかけるし

おそらくそのうちなるだろうと思っている



話を戻そう




結局、手術のあと、ホルモン治療をやっているのだが(10年間のうちの今は1年目)


これは乳がんのエサになる女性ホルモンを徹底的に止めるという治療だ



女性ホルモンの役割のひとつが骨を健康に保つ

というのがあるのだが


その女性ホルモンをブロックすることにより、骨粗鬆症のリスクが高くなる



因みに

2015年に子宮を摘出後、そのホルモンがグッと下がり、その後ホルモンを補充する治療をずっと受けていた


乳がんを育てていたのかとなんとも言えない複雑な気持ちにもなるが、その時その時での最善な治療の選択をしていたと思うことにしている



今回の乳がん発覚で

その補充していた女性ホルモンを止め

さらに徹底的に女性ホルモンをブロックするという治療をしている


骨粗鬆症のリスクが元々高いのに、さらにそのリスクが上乗せされた感じだ



かかっている大学病院では『決まり』があって

骨粗鬆症の検査は術後1年後と言われて


それは待っていられないなと

かかりつけの整形外科で事情をはなし、検査をしてもらうと、やはり骨密度は下がっていた



整形外科で骨粗鬆症のお薬を飲み始めて半年後の昨日、

骨密度の定期検査をしてきた



この半年、骨密度に関してかなり気を付けていた

絶対いい結果が出ると思っていた自分に

医師はこう言った


『少し.....下がってますね』



びっくりして思わず


『え~、頑張っていたから絶対いい結果が出ると思っていたのに.....

今日は先生に誉められると思って来たのに.....ガッカリ.....』


と言ってしまって、普段滅多に笑わない医師が笑っていた


どんな事を頑張っていたのかと聞かれたので


歩く様にしていること

太陽にあたる様にしていること

食事にも気を付けていたこと


この3点を伝えると医師は頷いて

それは良いことなのでそのまま続けて下さいと言い

自分のあまりにも酷い落胆ぶりを可哀想と思ったのか


『まぁ半年ごとにこの検査をするってこういう事なんですよね.......検査の結果は、上がったり下がったりはすると思うけれど、今までどおり薬を使って、生活にも気を付けて行くことですね』


と、いつものように冷静に話してくれる



癌の手術をして8ヶ月がたった今

失った胸を見てあぁ無くなったなと思うし

ちょっと動くと疲れて全く無理が出来なくなった



それ以外はほぼ普段の生活に戻っているし

見た目もガン患者とはわからない



けれども実際の自分の身体は日々闘っているのだ

ガンが再発しないように

ガンが転移しないように

自分の全細胞は日々頑張ってくれている


検査の結果は良くはなかったのだが

もし、お薬を飲んでいなかったり、自分の努力を怠っていたら

もっともっと悪かったのだと思う


努力の結果、ここまでに抑える事が出来たのだと思おう


そして何よりホルモン療法で飲んでいる薬がしっかりと効いているということなのではないだろうか





昨日の骨密度の検査の結果は

改めて自分の身体に対する考えを見直すきっかけになった




よし、気を取り直して

また今日からファイトだ


喉元過ぎれば熱さを忘れるという言葉は本当にそうだと思う


時にはそれも必要な事もあるが

そうじゃないこともある



さて、日曜日だ



穏やかな午後を─────