2018/8/6 グリコジャンケンと通帳の番号を読み上げる眼鏡おじさん──平和を想う広島原爆の日 | pinocoのブログ

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巨大子宮筋腫、乳がんetc·····
何があっても自分らしく生きる七転び八起きの精神でユーモアを忘れず生きています。

休日の今日も朝から家の用事で旭川市内を駆け回る
 
 
 
まずは永山にある上川総合振興局だ
 
 
 
お役所での手続きが苦手というよりは
今まで対応に辟易する事が多かった為、苦手とする場所だ
 
 
 
 
色々な事を期待せずに
手続きを済まそうと心に決めて挑んだ
 
 
 
 
受付窓口の外側から見た職員の様子は、皆真面目に黙々と自分の仕事をこなしている
 
 
ほう・・・
 
 
と、頭の片隅で感心しながら言われた通り手続きの書類を書いていく
 
 
対応してくださった男性は、眼鏡をかけているのに書類を見る時に書類に顔がくっつくんじゃないかというくらい目を近づける
 
きっと目に何か事情がある方なのだろうと思いながらその様子を見ていた
 
 
それ以外は淡々とスムーズに手続きが進んでいった
 
 
 
目に事情がありそうな男性は、落ち着いた声と慣れた感じで手続きを進めてくれている
落ち着いた声は油断していると聞き取れない程の音量だ
 
 
受け付けしてくれた方の声を聞き逃さないように耳を傾ける
 
 
 
 
後ろの階段から「グリコジャンケン」を楽しむ子どもと年配の男性の声が聞こえてくる
 
静かな空間に
 
「グーリーコ!」
 
の声が異質に聞こえるが、なんて平和な事だろうとも感じた
 
 
広島の原爆から73年たった今日、この平和に感謝したい様ななんともいえない気分になった
 
 
 
 
 
 
今回、納めていた自動車税が戻るかもしれないということで、通帳の番号等を書き上げた後、事件は起きた
 
 
通帳の記号番号等の書類を書き上げたあと、受け付けの男性はそれの確認作業に入った
 
 
おもむろに
 
「通帳の番号を読み上げて突き合わせしますね」
 
と言い、大きな声で持参した通帳の記号番号を読み上げていった
 
 
一瞬驚いたが、当然のようにその確認作業は進められた
 
 
 
さっきまで聞き取れるか聞き取れないかだった男性の声量は辺り一帯に良く通る声に変わり
持参した通帳の記号番号が声高々と読み上げられた
 
 
・・・・・・・
 
 
 
一つ目の手続きが無事(?)終わった
 
 
 
 
ひと息つこう
 
 
グランドピアノのあるロビーで
自販機の温かい抹茶ラテをいただく
 
 
 
 
 
 
 
 
二件目に車を走らせる
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
二件目は旭川東警察署だ
駐車禁止場所に車を停める為の手続きをする
 
 
 
おにぎりみたいな体格の若いお巡りさんが対応してくれる
 
手続きの内容を伝えると、
本人確認をしたいが本人はどこにいるのかを聞かれた
 
 
母親の身分証明書を全て持って行っていても、本人の直接の確認が必要だそうだ
 
 
 
 
 
ちょっとほっとした
 
 
 
 
なぜなら、体が元気なのに何らかの理由で書類が発行され、実際に不自由な者が必要な時に必要な場所に車を停める事が出来ない事が多いということを身を持って体験していたからだ
 
 
 
 
旭川東警察署の玄関は急な階段だ
駐車場から歩いてそこを昇り、窓口へたどり着くことは出来ないと予想される
 
 
 
そんな事を帰り際に考えていたが
 
 
ありのままをみていただこう
 
 
 
 
充分な体でなくなったのだから必要な手続きをしているのだ
 
 
 
おにぎりみたいな若いお巡りさんに、また書類を取りに来たときに本人を連れてくることを伝えると、おにぎりみたいな顔はニッコリと笑顔になった
 
 
 
 
眼鏡おじさんとおにぎりお兄さんに対応していただき、複雑な手続きの書類を提出することが出来た
 
 
秋の風が吹いている
 
73年前の今日を忘れてはいけない
 
平和を思う壮大な空