2018/3/31 ブルームーンの夜にありがとうの感謝の気持ちを抱きながら─── | pinocoのブログ

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巨大子宮筋腫、乳がんetc·····
何があっても自分らしく生きる七転び八起きの精神でユーモアを忘れず生きています。

 
今夜は満月らしい
 
さらにブルームーンという特別な満月らしい
 
 
ベートーヴェンの月光が似合いそうなお月さまを綺麗だな・・・と眺める
 
 
年度末と週末が重なり、なんと区切りの良いことだろうとぼんやりそう思う
 
 
そして区切りの良いところで、そろそろこの話をしてもいいか・・・大切なこの場所に綴ろうと─────
 
 
 
昨年12月から働き始めた居酒屋を今月頭に急にやめることになった
 
辞める事を決めたのは店主で、突然LINEで言われたのだ
 
 
 
 
店主を悪く言ったり
店主を攻める気持ちは全くない
 
 
 
むしろ感謝すらしたいのだ
 
満月の年度末の今日、その事をここに書こうと思う
 
 
 
 
 
 
 
 
3月頭の土曜日の夜、いつものように店に出ていた
 
その日はいつものあがる時間になっても客足が途絶えず、店主に一時間の延長をお願いされた
 
 
もちろんそれを受け入れ、23時まで働いた
 
時間の長さは色々だったがそういう事は時々あった
 
 
18時から23時まで働き、いつものように現金でバイト代と駐車場の料金を受け取って店を出た
 
 
忙しい居酒屋での勤務を終え、ふと、こんな事を思った
 
 
今の最低賃金っていくらだろう・・・
 
 
駐車場へ向かいながらスマホで北海道の最低賃金を検索した
 
 
 
 
 
 
810円
 
 
 
 
 
 
あれ・・・・810円???
 
 
 
 
 
 
バイト代はそれ以下だった
 
 
 
 
 
一瞬自分の目を疑った
 
 
 
 
 
しかし何度みても北海道の最低賃金は一時間810円だ
 
さらにこんな事も見つけてしまった
 
 
22時以降の勤務は深夜割増賃金になる
 
 
 
 
・・・・・・・
 
 
 
呆れるだろうが、この時まで最低賃金がいくらなのか知らなかった
深夜割増賃金があることも知らなかった
世間知らずといえばそれまでだが、正直今まで恵まれていたのだろう・・・最低賃金で働いたことがなかった
 
今、週一でパートに出ているところも1回いくらの契約で賃金をいただいているので、最低賃金を考えた事がなかった
 
 
 
 
 
さらに呆れたことにこう思った
 
 
店主も気づいてないんだなぁ
これは明日にでもお知らせしとかなきゃ・・・
 
 
 
次の日、店主に、LINEで最低賃金と夜間割増賃金があることを伝え、今までの不足分をお願いします。と送った
 
 
 
・不足分はいくらなのかということ
・時給はその辺のポスターを見て決めたということ
・次の週末のバイトの時に不足分を支払うこと
・それ以降もう来なくていいということ
 
 
 
 
 
簡略にまとめると、それが自分への返信だった
 
 
 
そして居酒屋のバイトが終わった
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
さてどうしようと考えた
 
 
3カ月の間、そこの居酒屋のバイト代がメインの生活費だったのだ
 
 
 
3年前に手術をして下肢が動かしにくくなった自分はリハビリをして、昨年秋に杖がなくても歩けるようになった
 
そして居酒屋で3カ月働く事が出来たのだ
もう普通に仕事を探しても良いだろう
 
 
それが答えだった
 
 
思ったら即行動だ
何年ぶり・・何十年ぶり?にハローワークに登録をした
 
そしてスマホで求人を探した
 
 
やりたい!
 
 
と思った仕事を見つけ、応募し、面接に行った
 
 
もちろん、下肢はまだまだ完璧ではない
その旨を面接の時に相手先に正直に伝えた
 
 
しかし、居酒屋で3カ月働いていた事実も伝えた
 
 
 
後日、採用の連絡を受けた
 
 
 
 
 
 
 
 
 
働いていた居酒屋には感謝しかない
 
お客様との会話のやり取りはとても楽しいもので、久しぶりの再会を果たせた方もいた
 
お酒をほぼ知らない自分は色々なお酒の作り方を教わった
 
沢山の笑顔と沢山の学びがあった
 
 
そして、行くからね、と言ってくれていた知人や、時々店に来てくれていた知人、居酒屋で知り合いFBでお付き合いさせていただいている方に、取り急ぎ辞めた事をお知らせした
 
 
聞かれないことは、わざわざイヤな気持ちになることを伝える必要はないので、居酒屋で働けなくなった事実だけ伝えた方ももちろんいる
 
 
皆、突然の報告に、驚き、心配や励ましの言葉をかけてくれる
 
内容を知って自分の事のように怒ってくれる方
 
 
自分に逢えなくなる事を残念がってくれる常連のお客様
 
 
 
「流石、水商売だ」と笑い飛ばしてくれる元上司
 
「酷い話しだなぁ~」といいながら、自分の様子にわははと笑ってくれる幼なじみ
 
 
「普通もうそんなとこ行かないよ」と呆れながらも的確なアドバイスをくれる方
 
 
 
 
 
 
 
 
「ありがとう」の感謝の言葉しか思いつかない
 
 
 
何かあったときに人は本性が出る
 
 
 
自分は本当に恵まれて居るんだと
こんなに素敵な方たちが周りにいるんだと
 
そう再確認出来た居酒屋の一件だった
 
 
 
 
 
人生で起こる様々な出来事は
無駄なことは何ひとつないのだ
 
 
 
 
 
明日から新年度
 
自分らしく前を向いて歩いていこう