気温が落ち着かない秋の空気に惑わされる
風邪をひいてしまったのか、それともただの更年期か、頭はふわふわ、腸の調子も良いとは言えない
こうなってしまったら検定の勉強どころではないが、なんとなく過去問題を広げてみる
お腹の調子が悪く、今日何度目かのトイレから戻ってきて
参ったなぁ・・・
と思っていると、昨年の授賞式で知り合った九州の方から電話が入る
検定前のお互いの勉強の進み具合や、ちょっとした疑問点などを確認し合い、励まし合う
検定まであと10日
今さらジタバタしても仕方がない
「検定の日の朝はリポビタンDを飲んでいったら良いよね」
九州のその方はこんな事を言う
そして、こう続いた
「とにかく試験当日には、朝起き上がることが出来て、試験会場にたどり着き、机に座って試験を受けれたらいいよね」
ごもっともである
試験会場に行くことが出来ない体調になる事が今一番恐れていることだ
ほぼ子どもしか発症しないと言われるマイコプラズマ気管支炎にもかかったし、今年の春には頭に帯状疱疹もでた
なんとなく調子が悪いなぁというときには体温が35度台に下がり、脈も40/(分)台になる
免疫力がガタリと落ちているのであろう
普段はその数字を確認してしまうと余計具合が悪くなるので、あえてバイタルをとることはしないのだが、
昨日、編み物の先生のところへ最終チェックをしに行ったときに、先生は自分の様子を見てこう言った
「血圧とか大丈夫?」
そういえばずっと計っていなかったなと思い、久しぶりに血圧計を取り出し計ってみる
100/70/48
階段から昇ってきた直後のバイタルだ
血圧自体はいつもよりは低いが問題ないだろう
脈が50を切っている
これじゃあ体がこわいはずだ
潔く勉強をやめ、横になることにした
ぴのは何だか嬉しそうに何やらお喋りをしている
横になっていると、ぴのが嬉しそうにバタバタと飛んでくる
英雄ポロネーズが聴きたくなり、ショパンのCDをかける
最近少し興奮気味だったぴのが落ち着いている
穏やかにグルーミングをしているぴのを見て、ショパンは凄いなぁと改めて思う
そういえば、ぴのが幼鳥だった頃、沢田研二を聴かせると真剣に聴いていたっけ
シチリアーノのCDはうっとり聴いていたな
ぴのは音楽家だったのだ
しばし、ゆったりとショパンとフォーレを聴く
お昼もとっくに過ぎた14時半頃、ようやくのそのそと活動を始める
役場と郵便局へ用事を足しに行き、その後いつもの図書館へ向かった
図書館の目の前が駐車場なのだが、そこに10人程がたむろしている
いつも玄関辺りで集まっている人達を「何の集団だろう?」となんとなく思ってみていたが、自分には関係ない事なので、ま、いっかと思い、やり過ごしていた
今日は駐車場でその人達が座っているのだ
年齢層はおそらく30代~40代、皆若干ぽっちゃりめの体型で、服装もなんとなく似ている
その何をやっているのかわからない集団を見てこう思った
「何やっているんだろう?平日の真っ昼間に図書館の駐車場に座りこんで・・宗教かな、こわいな・・・」
図書館に入り、いつものように勉強している自分のところに電話が入る
図書館の中では出られないので、いったん切り、車まで戻りかけ直す
あの集団がもういない事にほっとし、折り返しの電話をかける
そのあとメールのチェックをしていると、コン、コンと車の窓をノックする一人の男性がいる
ぽっちゃりめの体型で、綿のシャツ───さっきの集団の一人だ
一瞬ギョッとするも、平然を装いノックされた窓を開けた
「ポケモンをやられている方ですか?」
そのぽっちゃり男性はこう言ってきた
そういうことか・・・
ポケモンをやっていないことを答えると、ぽっちゃり男性は礼儀正しく去って行った
宗教の集団じゃなかった事にほっとした
ホッとしたと同時に頭痛がしてきたので、勉強をやめて整骨院へ行くことにした
まずは体調を万全にしなきゃ
弱っていると、宗教の勧誘が来たりする
どの宗教を信じるかは自由だが、それを人に押しつけるのはやめてほしい
宗教の勧誘を断るにはそこそこパワーがいる
そのパワーがもったいない
若干話しが逸れたが、そういうことを彷彿させるポケモン事件であった
ぴのは何やらごそごそ中
ぴの、一緒に寝るよ────