帯状疱疹の真っ最中に歯が割れてしまった自分だが、昨日、その隣の歯を抜歯した
なぜ隣の歯を抜歯することになったかと言うところは長くなりそうなのでまたの機会にここに書こうと思う
もともと歯は強い方ではなく、口の中のほとんどは工事済みであった
抜歯は3年ぶりだった
自分は麻酔がかなりかかりにくいらしく、治療中も何度も追加で麻酔をかけてくれていた
その上、神経も歯の根っこも曲がっているらしく、「歯医者泣かせ」の歯らしい
メリメリっという歯を割る音が自分の中で響く
恐怖で失神してしまいそうな時間が過ぎた
虫歯が骨の近くまでいってしまっていたため、先生には、
「絶対無理しないように」
と言われて帰ってきた
一夜明けて割とケロリとして消毒に行った自分にまたもや院長先生はこう言った
「油断しないでね。三日たってから悪くなってくることもあるからね。骨に近いから、関連痛も出るかもしれないし、絶対無理しないようにね」
「ずいぶん脅かされるなぁ・・・」
と思いながらも自分は
「はーい。ありがとうございます。」
と、先生に笑顔で挨拶をして出てきた
お腹の手術の後の、数日後、硬膜外麻酔を取ってからのあの激痛が今まで生きてきた中で一番の痛さだった・・・と思う
いや、昔、札幌大通り地下鉄のエスカレーターの上から転がり落ちたときも相当だったな・・・・
そういえば、いつやらお腹が痛すぎて気を失った事もあったっけ・・・
と、思い返せば痛かった経験は結構ある
しかし、専門家がそんなに言ってくれるのだから本当に吞気にしてたらいけないのだろう
先生の言うとおり、ここは大人しくしてる事が一番だろう
自分の体からまた一つ自分のパーツが無くなっていった
やはりショックではある
でも仕方の無いことなので、まずはこの傷口が順調に回復していくことを祈ろう
少し前はスマホを新しいものに取り替えて、あろうことか、Googleにログインが出来ずにその日は半日を費やした
そういえば、帯状疱疹で一番体がしんどい時に、会社から解雇も言い渡された
改めてこう書き出して見てみると、ものすごく不運が続いているように思える
しかし、今の自分は心の中がすごく幸せな気持ちでいっぱいなのだ
もちろん、次々襲ってくる体の不調はその都度しんどい思いをしている
会社からの解雇は、どこかで
「まだまだ戻れない体だ・・・」と思って気にしていたので、聞いたときは落ち込んだものの
かえってスッキリした気持ちになった
毎月保険料を納めに会社に行く度に、後ろめたさを感じていたので、今回退職したことは自分にとっての区切りとして良かったことであった
一年間待っていてくれた会社には、感謝の言葉しか浮かんでこない
自分は今、札幌から旭川へ向かうJRの中だ
以前から約束のあった用事を足しに札幌まで出向いたのだ
そのついでにスマホケースも購入できた
スマホを新しいものにしたものの、旭川ではケースも保護シールもすぐには手に入らず、困っていた
札幌のヨドバシには沢山のアイテムが揃っていて気に入ったものを購入できた
店員も、未熟ながらも好ましい接客態度で気持ちが良かった
そういえば、昨日、ブーツの底の修理に行った、旭川駅前イオンの靴修理のお兄さんも、とにかく素晴らしい接客態度だった
さらに、さっき、ゆきおの毛の毛糸を分けて貰えるという嬉しい報告も入った
人生色々なことがあるけれど、捨てたもんじゃない
自分の受け取り方でどんな事も良いことに変わっていく
そして、嬉しいことを引き寄せていく
今日、何とはなしに入ったコージーコーナーのコーヒーが美味だった事も凄く嬉しいことだった
もうすぐJRは旭川に到着する
足が痛いのは休めばいい
ゆっくり歩いて、休んで、またゆっくり歩きだす
痛みで思うように足が動かなくなる事もしょっちゅうだけれど、めげずに歩いていく
自分のペースで歩いて行く