日常に戻った
ここは昔からの老舗のうどん屋
さて、最近はどうも体の調子が芳しくない
GW前からの眩暈もまだ残っている
頭の位置を下げるとぐわんと世界が歪み吐き気がする
更に風邪の症状もでて、いつもの循環器の先生から葛根湯を処方してもらっていた
風邪がよくなってきたな、思っていたら、今度は熱が下がり過ぎる日が続いた
平熱は36℃5分~37℃
今時珍しく体温は高い方だ
調子が悪くなると熱が下がる
ひどい時は34度台まで下がるが、今回は35度3分までで治まった
熱が下がって体がこわいが、わざわざ病院へいく感じでもない
とりあえずしばらく休んでバイタルをとってみると体温は35度から36度へあがっている
血圧90/60
脈70
特別病院へいく要素は何もない
ただ、ひたすら体がこわいので休むことにする
月に一度のリハビリ病院の担当の先生の診察の日が今週の水曜日にあった
その時に、ここ最近の不調を報告する
いつもひょうひょうとしているK医師は独特な人柄で、一年たってようやくこの医師に腹を割って話せるようになった
医師として信頼はしてはいないので、つらいときにかかりたいとは思わない
それはこの一年のあんなことこんなことで自分が出した答えだ
自分の不調は循環器の先生が親身になって診てくれているので、ここではリハビリをするために、今の自分の現状を伝えるだけだ
このK医師が内科の先生ではあるが、不調があったときに循環器内科の先生のところへ行き色々対応してもらっている事を隠さず話している
K医師も特に嫌な顔をせず、いつもの独特な夢物語を語り出す
更に今回はK医師の大変だった話しを聞かされた
ただ、甲状腺とホルモンの血液検査をしてくれたことは感謝したい
特別悪いところがあったらリハビリ訓練のときにでも声かけてくださいとお願いした
こうやって書いた文章だけみてみると、嫌な関係を想像してしまいそうだが、決してそうではなく、
自分はK医師と、なかなか良い関係を築けていると自分では思っている
そんな調子の自分は最近同じ夢を見る
亡くなった祖父母と亡くなった祖父の妹───
神社に嫁ぎ、自分は小さい頃から「おばちゃん」と慕っていた
今日はそんな懐かしい大好きな祖父母やおばちゃんがまた出てきた
夢の中で、強烈に覚えているのは、亡くなった祖母が歩けない自分を抱きしめてくれている
若い頃の祖母の少し太ったその体で自分を抱きしめている
匂いも祖母の匂いがする
祖母はニコニコ笑って自分にこういう
「大丈夫だから」
夢の中の自分は、泣きながら祖母に抱きついているが祖母は始終ニコニコして、
「大丈夫だから、またくるから」
と、自分に生きていた頃と同じ様子で優しく言ってくれる
不思議なことに夢の中の自分は祖母が亡くなっていることもわかっている
目が覚めて何とも言えない複雑なきもちのまま、今過ごしている
肉体は滅びたけれど、魂はちゃんといて見守ってくれているのだろう
自立歩行が出来るようにはなっているが、まだまだ長く歩くと痛みで足が前に出なくなる
自分の頭ではそういうことを受け入れているつもりだったが、どこかでつらい気持ちが発信されていたのだろう
あれがつらいこれがつらいというのはあまり人に言わない
そういえば、鍼の施術をしてくれている先生に先日こう言われた
「見た目や話している感じはストレスなさそうなんだけれど、体にはストレスの症状がめっちゃでてるんだよね、本当にストレスないの??」
気持ちがつらいとかはほとんどないし、体が痛かったりつらい時はその症状がしんどいだけで、歩きにくいことにも慣れたし・・・今は特にないということを答えると、
「無理して言っている感じでもないよね~
気持ちが落ち込んでいる感じでもないしね・・・不思議だね」
といっていた
きっと自分は得意の自己防衛力が働いて、辛すぎる自分の状態に蓋をしているのだろう
祖母の匂いと、祖母の体の柔らかさ、そして祖母の優しい笑顔に久々 に逢えた
大好きな祖母と時間が嬉しかった
今朝自分は久々にたくさんの涙を流した
祖母が言ってくれた
「大丈夫だから、」
に、安心しよう