2015年巨大子宮筋腫のために
子宮全摘術を行ったその後の記録です
2017年4月5日に書いたモノです
勘違いとか聞き違い、言い間違いはよくあることだ
数日前の通院の途中の車のラジオから、懐かしい歌が流れてきた
沢田研二の『カサブランカ・ダンディ』だ
ほう・・・
懐かしいな・・・
と、思い、流れてくるその歌に体でリズムを取る
その歌が流行ったのは、おそらく自分が小学生の頃だったと思う
旋律はしっかり覚えていたが、歌詞はほとんどうろ覚えだ
ラジオに耳を傾け、出だしを聴くと、衝撃的な内容の歌詞が流れてくる
♪聞き分けのない女の頬を
ひとつふたつ張り倒して
背中を向けてタバコを吸えば
それで何もいうことはないぃぃぃ───
「すごい歌詞だな・・・」
と、思いながらも、ジュリーの通る声にノリノリで
「♪じょぉにぃ~~じょぉにぃぃい~~」
と、曲に合わせて大きな声で歌い出すも、何やらジュリー声と合っていない
あれ?おかしいな・・・と思い、少し黙ってラジオを聴くと、
ジョニーではなく、ボギーだった
「ああ、間違えた、間違えた、ジョニーじゃなくてボギーか」
と思いながら、その続きを懲りずに歌い出す
「♪ぼぉぎぃ~~ ぼぉ~ぎぃぃい~~
あんたの時代は終わったぁ」
「いやぁ、すごい歌詞だな、男性がキザでいられる時代は良かったけれど、終わってしまったという流れを歌詞で表現するなんて昭和の歌謡曲はやっぱり偉大だなぁ
小学生の頃はこれは理解出来なかったな・・・」
と、思う頭の中では、その後ずっとぐるぐるとジュリーのカサブランカダンディが流れていた
次の日になってもまだまだジュリーの虜状態だった
YouTubeでジュリーのカサブランカダンディを聴いてみる
この頃のジュリーは色気もあって、格好良かったなぁと、懐かしい映像を眺めながら聴き入る
作詞が阿久悠さんとわかり、あの強烈な内容にも納得したところで
♪♪ぼぉぎぃ~ぼぉぎぃぃい~~
あんたの時代は良かったぁ~
・・・
あれ?
『良かった』?
あれ???
『終わった』じゃない???
一番は『良かった』だけれど、二番は『終わった』じゃないの??
聞き違い、勘違いだった
夢を与える芸能界で、『終わったぁ』は無いよな・・・
と、自分の間違いに可笑しくなった
沢田研二さんの色気とあの歌い出すと出まくりのオーラは本当にすごい
本物のスターだ
♪ぼぉぎぃ~ぼぉぎぃぃいい~~~
しばらく頭の中はジュリーぐるぐる状態が続くだろう