2015年巨大子宮筋腫のために
子宮全摘術を行ったその後の記録です
2016年12月27日に書いたモノです
先週からのマイコプラズマ気管支炎がまだ落ち着かない
発熱もまだしているし、息も苦しい
ちょっと話しをしたりちょっと体を動かすだけで、息がぜぃぜぃする
お正月明けに薬が足りなくなるのもあって、昨日もいつもの呼吸器科へ向かった
そこで素晴らしい対応にあった
なかなか出来る事ではないと思う素晴らしいものだった
いつも行っている旭川の呼吸器科の診察は院長と、数年前から常勤している女医の2人体制だ
いつもは特に医師の指定はしていない
その都度順番で当たった医師に診てもらっていた
しかし、今回は長期の抗生剤による婦人科の調子が悪くなり、その相談をしたかったので、初めて女医を指名した
受付のカードを出し、こう言った
「今日は『○谷先生』の診察でお願いします」
可愛らしいショートヘアの受付嬢は、いつも通りの笑顔で、
「はーい。わかりました」
と、相変わらず感じがいい
女医の『○谷先生』の診察室に呼ばれ、診察を受ける
この女医はさっぱりとしていてキレが有る
なのに、冷たい感じがしない
やっぱり院長より、この女医の方が相談しやすいな・・・と思いながら、何とはなしに女医の胸につけられていたネームプレートに目を向ける
[○ 川]
と、書いてあった
「・・・・・・・」
『○○かわ』と、平仮名のルビでしっかりかかれているネームプレートを思わず二度見してしまう
「・・・・・」
この女医がここに常勤するようになってもう数年がたっている
自分の中では[○谷先生]になっていた
もともと[○川]を[○谷]で間違えて覚えたものなのだろうか?
それともいつの間にか[○谷]になったのだろうか?
それは定かではないし、調べようもない
ひとつだけはっきりしていることは
昨日の診察を受けるまでの自分の頭の中では[○谷先生]でインプットされていたという事だった
診察中なのと、今更の勘違いに多少動揺するが、ポーカーフェイスを演じる
しかし、内心はそんな自分にびっくりなのと可笑しい気持ちでいっぱいだった
勘違いも甚だしい自分の恥ずかしい珍事件だったが、この勘違いで素敵なことに出逢えたのだった
女医の名前が『○谷』ではなく、『○川』
とわかった診察室で、内心可笑しいプチパニックになっていたときに
そういえばさっき受付のとき
「今日は『○谷先生』でお願いします」
と自分はいった
受付嬢は変な顔ひとつしないで、いつも通りの笑顔の対応をしてくれていた
普通だったら、「○川先生ですね」
と言うとか、
そう言わないにせよ、何かかにか異質なモノを耳にしたぞ、という反応がありがちなのだが、この受付嬢は違った
病院は具合が悪いからいくのだ
そんな具合の悪いときに
受付嬢のこの楚々とした素敵な対応は、この数日間のマイコプラズマ気管支炎や、アスピリン喘息で有った、あんなことこんなことを払拭してくれるような気分になった
人として───
魂のレベルが高い人だな───
と感じながら、発熱が続く頭でぼーっといい気分になっていた
自分の長年の勘違いなんてどうでもよくなってしまう、良い出来事だった