2015年巨大子宮筋腫のために
子宮全摘術を行ったその後の記録です
2016年11月28日に書いたモノです
週明けの霧の朝
東京へ行く前にリハビリしている病院の先生から紹介状を書いてもらっていた整形外科へ向かう
病院嫌いの自分はどうも気が進まないが、先生がせっかく紹介状まで書いてくれたのに受診しないのもなんだしなぁ・・・と、しぶしぶ旭川のT病院へ車を走らせる
病院へつき、受付を済ませ、まずは腹ごしらえをする
慣れていない病院はよくわからないことだらけで、さて、整形外科の外来がどこなのかイマイチわからない
わからない事は聞くに限る
整形外科と思われる待合いの長椅子に座っている女性に確認すると、ここだという
東京疲れが残っているせいか、歩行状態があまり良くない自分はそこで腰を据えて、時間も早いのでセコマで買ってきたおにぎりを取り出した
先ほどの女性が自分の行動にびっくりしたのか、おにぎり三個にびっくりしたのか何度もこちらを見ている様子が伺える
人前で食するのに三個入りのおにぎりパックを購入したのは失敗だと思ったが、もう購入してしまったのだからどうしようもない
ずっしりとしたおにぎり三個をパクパク食べている自分を斜め後ろ座っている女性は
「あらぁ・・・」
という声こそ聞こえないが、そういう顔で何度もこちらを見ている
2個まで食し、流石に三個目はあとにしようと残すことにした
そんな自分の様子をみて後ろの女性はなんとなくホッとしていた
病院は待ち時間がどこでも長いものだ
春夏もののコットンのタンクトップをのんびり編んで時間を過ごす
しばらくして、診察に呼ばれ、医師はリハビリ病院の紹介状を読みながらこんな事をぽつりと言った
「子宮筋腫の手術のときに、何があったんでしょうね…」
「はぁ・・・」
そう言うしかなかった
こっちが聞きたいくらいだ
白い巨塔はどこまでも白い巨塔だなぁと思う発言だった
なんだかなぁ・・・と思いながらも遠い札幌の国立病院を思う