時間というものは面白い
スタバの中という同じ空間にいるのに、向かい合わせの男性は文庫本を読みふけり、後ろの女性はパソコンの画面に向かってなにやらカタカタとキーボードを叩いている
お喋りを楽しむ人もいれば
スタバのスタッフ教育をしている席もある
仕事中の休憩だろう、旅行のパンフレットを広げているサラリーマンもいる
お店に流れるミュージックはブラジル音楽からいつの間にかバイオリンの音色に変わっていた
二杯目のコーヒーを相棒に編み物検定の理論の勉強を進めている
下肢がそろそろ痛み出して休憩しなきゃと教えてくれる
同じ時間なのにこんなに時間の流れは違うものなのだ
スタバの中でコーヒーの香りに包まれている
忙しい時間ばかりだった自分に病気がくれたご褒美の時間だろうか
病気で色々なものを奪われてしまったけれど、そういうことばかりではなさそうだ
こうやって、ゆったり勉強する時間を過ごすことができる事は何にも変えられない贅沢なことだ
良いことと悪いことは同じ数だけある
勉強の合間に、こんな事をふと思う