2016/8/26 子宮全摘術後の闘い㊻─歩ける日 | pinocoのブログ

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巨大子宮筋腫、乳がんetc·····
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2015年巨大子宮筋腫のために

子宮全摘術後を行ったその後の記録です

 

 

 

 

2016年8月26日に書いたモノです

 

 

 

 

今週は体に嬉しい変化が訪れた


月曜日───

病院玄関からリハビリ室まで車椅子で行く
リハビリは痛みが強く、平行棒を使い一往復



火曜日───
治療院へ『癒着剥がし』の治療をしにいく

先生の奥さんがいつも通り出迎えてくれるが、歩きを一目見て、

「あれ?前より歩けてるね」

とビックリしている

「そうなの・・・歩けてるの・・・よね?」

自分でも歩けてるとは思っていたが、周りの人にこんな風に言ってもらっては居なかったので、こんな変な返事をしてしまう


治療はお腹の中の傷口の癒着を剥がすものなのだが、触ってるか触ってないかの微妙な力加減が場所によっては非常に痛む


水曜日───

R病院でのリハビリの日



病院の玄関にズラーッと並んで置いてある車椅子を見て少し迷ったが、

リハビリ室まで歩けそうだな・・・なんかあっても病院の中だから大丈夫だ

と思い、歩いて受付を済ませた

そのままリハビリ室へいこうとしていたら、担当のリハビリの先生が他の患者さんと通りかかり、お互い

「こんにちは~~」

と、挨拶をする

その一瞬後に、先生が自分を二度見した

驚いた人がよくやる仕草ではあるが、ドラマや意図的なドッキリ以外ではなかなかお目にかかる事はない『ビックリ』の仕草だった

シャキシャキ歩けるわけではないので、ゆっくり自分のペースでリハビリ室へ歩いて行く

歩くことで足の痺れと突っ張りは強くなっていたが、リハビリ室まで無事歩いて行くことが出来た


そんな自分を見て、先生は

「びっくりした~
誰かと思ったじゃないですか。歩けてますね」

2日前にここのリハビリに来たときは歩けていなかったのである


人間の体は不思議なことでいっぱいであるが、こういう嬉しい不思議な事はもっと沢山起こって欲しい

あまりの急な好転に、

「何かやったんですか?」

と、先生に聞かれるが、治療院での治療もやっているが、それが効いたのか、旭川で始まったリハビリの効果が今になって出てきたのかよくわからない、と言うと

「なんでも良いと思いますよ。こうやって歩けるようになってるんだから」

と、言ってくれる辺りが素晴らしい




急に歩けるようになったことは嬉しい反面、また歩けなくなるんじゃないか?という不安もあった
リハビリの先生に、その不安をストレートにぶつけてみた

先生の答えはこうだった

「良い日もあれば、悪い日ももちろんあります
悪くなっても良いんです。取り戻していけば良いんですから。リハビリは取り戻せる体にする意味もあるんです
少しずつ良い方向へ向かえば良いんです」


素晴らしい

先生が言っているのは当たり前のことだが、何も出来ないと言われ続けてきた自分にとって間違いなく嬉しい言葉だ

理学療法士がそう言うのだ、間違いなく歩けるようになる





ちなみに、この日のリハビリが終わった後は、車椅子でリハビリ室から車まで先生についてきてもらった

あまりに心配してくれる先生に、最初は大丈夫、と言っていたが、せっかくのいい状態を無理して悪化させるのもバカらしいので先生の言葉に甘えることにした

来週は札幌の婦人科への外来受診がある

もう何をしに札幌までいくのだろうか、よくわからないな・・・予約をもう少し先に変更しようかな・・・と、考えていたが、ハッと気づいたことがあった

退院の日が日曜日で窓口があいてなく、入院費が未納のままである、支払いをしてこなくてはいけないのだ


それは振り込みでもどうにかなる問題なのかもしれない
札幌の病院へ行く何か本当の理由があってそこへ向かうのだろう

その本当の理由は何だろうか
きっとそのうちわかるのだろう
人生で無駄なことは何もないのだ



そして、なにがあっても大丈夫



この病気になってよくわからない色々なものと闘ってきた

どんなに困難そうなことも乗り越えられるものなのだ


どんなことも諦めたらいけない




子宮全摘術から9ヶ月


歩行困難になっていた自分はまた歩く事が出来るようになった