2015年巨大子宮筋腫のために
子宮全摘術を行ったその後の記録です
2016年8月24日に書いたブログです
昨日の夜、スマホにメールが届いた
札幌の病院で知り合った、女神のような友人からのいつもの嬉しい連絡だ
お互い長い入院生活を終わらせる事ができ、札幌と旭川の距離は出来たが時々メールでやりとりを続けている
同じ時期に同じ場所でそれぞれの病気と真剣に向き合い闘ってきた
初めての大病をして、本人にしかわからない諸々の闘いは想像を遥かに超えたもので有った
何度もこのブログに書いてきているが、周りの友人知人に助けられてきたが、この彼女の存在は自分にとってとても大切なものだった
自分とは全然違うタイプの美人だが、妙に気が合い自然に仲良くなった
彼女も自分も病棟の中で積極的に友達作りをするタイプではない
むしろその逆で、周りと必要以上に親しくならないようにしていた
そんな自分たちがなぜか仲良くなり、その仲の良さを見て、先生方は
『本当に仲が良いんですね。不思議な組み合わせですね』
と言うくらいだった
その彼女からのメールに、今日は写真が添付されてきた
文面とはたいして繋がるような感じでもなく、なんとなく送ってきてくれた感じの写真だった
その写真をみて、目がまん丸になった
「ぴーこだ・・・・」
昔飼っていたセキセイインコの『ぴーこ』にうりふたつだった
黄色いインコなどどこにでもいるという意見も多いだろうが、ぴーこの黄色さは潔かった
あんな真っ黄色のインコは探してもなかなか居ない
病気になったことは何ともいえないが、彼女との出逢いはやはり必然的なものだったと
何度目かの再確認をした瞬間だった
余談になるが、
飼っていた『ぴーこ』は、当初『すみれ』という名前をつけるつもりでいた
昼間仕事に行っている間に、同時同居していた祖母が、
「ぴーこちゃん、ぴーこちゃん」
と話しかけていた
認知がかかっていた祖母に、
「ぴーこじゃなく、すみれちゃんだよ」
と、いうと
「ああ、そうか」
といってはいたが、口から出るのは
「ぴーこちゃん」
だった
数日後、仕事から帰るとインコの『すみれちゃん』が声高らかにこういった
「ぴーこちゃん、ぴーこちゃんです」
「・・・・・」
時すでに遅し
誰も悪くは無い
黄色いインコは昔から『ぴーこ』という名前が一般的だ
認知が始まってきていた祖母がそういうのも仕方ないことだったのだ
『ぴーこ』の名前も悪くない
インコらしい可愛いい名前だ
ぴーこは寿命をまっとうするまで何年も自分を癒やし続けてくれた
鳥なのになぜか飛べなくて、高いところからぼとっと落っこちてぴょこぴょこ歩いていたのも愛らしかった
更に余談になるが、この、『ぴーこ』が男の子だったということが判明したのは、亡くなって何年も経ってからであった
男の子に『すみれちゃん』じゃなくって良かったのかもな・・・・とその時改めて思った