2015年巨大子宮筋腫のために
子宮全摘術後を行ったその後の記録です
2016年7月26日に書いたモノです
主治医のO先生がベッド際にやって来てこういった
「リウマチ科の検査結果が今週木曜日に出そうだね。出てなんともなかったら退院しようか。旭川のリハビリできそうな病院は決まったかい?」
「色々探してはいるけれど、神経内科とリハビリが出来る整形が揃ってるところを決めかねてて、今日神経内科にかかってから後日ソーシャルワーカーともまた相談して、周りの友人知人にも聞いて決めますね」
と、答える
先生は、さらに
「婦人科の事はここで引き続き診たいから、ここにきてもらって、僕たちが診るでいいでしょう?」
と言う
自分は、O先生の柔らかい口調に、思わず「はい」と答えてしまうが、この先生がなんでこういうことを云うのかがわからなかった
だって、今までいいだけ、
「もう婦人科はなんともないんだから。何もする事はない」
と、この先生に言われ続けてたのに・・・だ
ま、いっか、とりあえず先生がそう言うのなら何かここで診ることが必要なんだなと考え直し、そういえばずっと疑問だった事を聞くことにした
「先生、子宮を取ったのに、おりものって出てるのはどうして?」
「おりものは膣からの分泌物だから、それは普通に出るんだよ」
「へぇ、じゃあね、卵巣は残してくれたでしょう、その卵巣は子宮とくっついていたのに切り離されて、今はどこにくっついてるの?排卵したものは子宮が無くなったらどこに行っているの?」
体温表の裏に子宮と卵巣の絵を書きながら先生に聞く
先生は自分のボールペンを取り、その絵に書き加えながらこう説明をする
「卵巣は子宮からは切り離されたけれど、体にはもともとくっついていたから、子宮から離しただけだよ」
「ぶらぶら状態?ってこと?」
「そうだね、そういうことだね。
排卵したものは体のどこかに吸収されて排出されるよ」
「どこかってどこ?」
「それはいまだによくわかっていない事なんだ」
「ふーん・・・・そうなんだ・・・そういえば、先生、手術で取った筋腫って写真で見たら堅そうな感じだったけれど、あれって堅かったの?」
「そうだね、軟式の野球ボールくらいの硬さかな」
「へぇ~~そんなに堅かったんだ。でも、20センチのそんなに堅いものを、15センチくらいの傷口からどうやって出せたの???すごいよね」
「大変だったんだけれど、どうにか頑張って出せる方法でだしたんだよ」
「そうか、ふーん・・・・先生、ありがとう。
でね、そういえば何キロあったの?あの塊」
「ああ・・・何キロだったかな?結構あったとおもったけれど・・・・あれ?何キロだったかな。あとで記録見てみるね」
その後しばらくして神経内科の受診に呼ばれた
「お役に立てませんで」の先生は、相変わらずのひょうひょうとした感じで、神経の損傷は有ると思うがそれは調べようがないという
電気で調べらられないのかきくと、麻痺感のある、鼠径部から内股は調べられないという
痛みが出ることと、立てないことはわからないそうだ
さらに身障者申請が送り返された事も謝ってきた
最初はもう治らないと言っていたのに、治らない事もないと言い出した
さらに治った方が良いでしょう、気分の問題だから、治らないといってごめんなさいね
治らないって言い切れないものは申請書にもかけないし、とも言い出した
この先生は本当にお役に立てない先生だと思いながら、こんな人に何をいっても無駄だ、暖簾に腕押しだ、次のことを考えようと思った
神経のものだということは間違い無いのだ。
旭川の神経内科に紹介してもらい、整形でリハビリして、もし今回申請が通らなくてもリハビリして、やっぱりこういう状態なら申請し直すことをいい、その神経内科への紹介状を書いてもらうことをお願いし、もう話を切り上げようと思ったが、
「神経内科にはかからなくてもいいんじゃない?」
と、いいだす
へ??
婦人科も整形でもリウマチ科の先生ですら神経障害だといっていて、神経内科での治療だといっているのに・・・
調べられないから、つまようじみたいなのでツンツンして感覚がないことを確かめるだけ
あとなにもできないという
経過観察もする気がなさそうだ
旭川へ行かなくてもいいといって、予約も入れない
本当にお役にたてない役立たずの医者だなと思いながら、
「ソーシャルワーカーと婦人科の先生と相談してここの神経内科にかかりたいと思ったらまた予約入れさせてもらいます」
と、言いながらも、心では
もうこれで逢うこともないな・・・と思っていた
なんだかなぁ・・・
と思いながらも、不思議と大丈夫な気がしてならなかった
病室に戻る前に、今朝みた夢に出てきた串団子がどうしても食べたくて蜂蜜も一緒にローソンで買った
蜂蜜をかけた串団子は美味しいなぁ・・・
と、団子を一本たべ、
きっとどうにかなると
なぜかそう思う自分がいた
明日に残した二本の団子を眺めながらぼんやりと窓の外をみた