2016/7/24 子宮全摘術後の闘い⑮―あずきアイス | pinocoのブログ

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巨大子宮筋腫、乳がんetc·····
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2015年巨大子宮筋腫のために

子宮全摘術後を行ったその後の記録です

 

 

 

2016年7月24日に書いたモノです

 

 

 

 

 

2016年7月22日(金)──再入院から6日目

先週金曜日、『僕、北大出身だから旭川はわからない・・』の、のぼーっとしながらも端的にものごとを述べる整形の先生の外来に再度かかった

この下肢の痛みと痺れは整形のものでは無いことがちゃんとわかった

しかし、こうやって動けないで横になってたりしていたことでの筋力低下も痛みの原因として有り得るから、やはりリハビリが良いと思うとも言ってくれた



そのあと、リウマチ科の外来に呼ばれ、これまた感情を顔にださない感じのぬぼーっとした女医に問診され、多分大丈夫だとは思うけれど、血液のスクーリング検査をしようといわれた
一週間くらいはかかるからとも言われた

血液は病棟で採るから、病室に戻っててくださいねと言われて、戻って待つこと───
一時間・・・・来ない

────二時間・・・・まだ採血にこない


いつもの薬剤師の先生が薬のことで何か無いですか?調子どうですか?といつものように明るくにこにことやってきた

「今日採血したんですよね?」

と、この薬剤師はものすごく気の利く先生でカルテもチェックしてくれている


「それが、まだなの」


「えっ??」



「痛くて動けないのも有るんだけれど、ずっとここで編み物やっててどこにもいってはいないんだけれど、採血来ないんですよね
もう17時になるからそろそろナースコールして確認した方が良いかどうか今考えてたんだけれど・・・」



「あれぇ???大丈夫だとは思うけれど、私帰りに言っておくね。もう採ってあるとばっかり思ってた。今日金曜日だから時間かかる検査だから今日中に出したいから今日の採血だったと思うんですよね…」



忘れられたり間違われたり、病院であってはいけないことばかり自分の身に降りかかる
 

今宝くじ買ったら当たるよね……
 

と、なにげにこう思う




それから一時間後───


その日の担当の看護師が慌てて採尿のカップを持ってやってきた


「今日、採血有るって聞いてます??!!??!!??
連絡が全く来てなくて、カルテ見たら採血って書いてあって、今びっくりして来たんです
とりあえず、今準備してすぐ採るので待っててください」

この看護師は、その後、血管が出ない自分の厄介な血管を、一発では刺せなかったが、見事な技で探り当て血液を五本採って、検査室に走って出しに行っていた


あのリウマチ科の、ぬぼーっとした女医らしい指示の出し方だと思った


だが、その後、さらに一時間後の夕食後にまたさっきの看護師がやってきて、もう一本採血あったので、申し訳ないが血をもう一回すぐに採らせてくれと飛んできた



やれやれと思いながらも、ブログネタになっちゃうよ・・・と思いながらも、目をまん丸くして一生懸命てきぱきと採血している竹内結子似の看護師を『この子はものすごくこの仕事に向いてるな、良い看護師だな』とそう思いながら見ていた



2016年7月24日(日)───よく晴れた日───


朝の回診で、数日前から吐き気が続いている自分に婦人科の紅一点U先生は、

「青魚かな…青魚禁止します・・・」

と昨日言ってのけ、今朝も吐き気でプリンペランを飲んで治まった自分に

「一過性のものでしょう」

と、サッとやり過ごそうとする


喘息の発作が出そうな前ぶれの症状が出てて、入院する前に呼吸器科でもらった薬も吸入ももう無いから出して欲しいというと、イラッとした表情で、

「わかりました全部出しときます」

と、言葉を投げつけるように言いながら去って行った

案の定、昼過ぎに看護師がもって来た薬は喘息を予防するアレルギーの薬のほかに
強い発作が出たときにだけ飲んでいたステロイドのリンデロンも一週間分出ていた


看護師に、リンデロンは、咳がひゅうひゅうゼイゼイ苦しいときにいつも3日分だけ出してくれてたから、今は飲まないで良いかと確認すると、ああ、わかりました、と答え居なくなった


その後少しして、朝の回診の時はピリピリとしていたU先生がやってきて、

「そうだよね~今強い薬飲んで欲しくないなって思ってて、咳の発作もまだあまりなさそうだから、これ回収しますね~」

と、今持って来たばかりのリンデロンを回収し、いつもの優しい笑顔で帰っていく


なんだかなぁ・・・・・・と思いながらも、編み物検定の勉強に集中する


まだ歩行器ではトイレとシャワー室までがやっとなので、車椅子でディルームにいき


院内のローソンで買ってきてもらった
『あずきアイス』をたべる

初めて食するアイスである


蓋を開けた瞬間、びっくりして口が開いてしまった


あずきアイスは、衝撃的なアイスであった



いや、斬新というべきだろう




あけた瞬間、黒いあずきでビッシリ覆われていた

瞬間、虫かと思うようなグロさがあった
とても美味しいものには見えない

『あずきバー』のあのエンジ色を勝手に想像していたが、これは真っ黒け・・・
白いシャーベットに黒い虫みたいな豆・・・

まるで黒飯だ・・・・

と縁起でも無いことを思いながらも、味はなかなかのものでペロリと食してしまう



あずきアイスを食べながら
ここでの入院をもう今回で終わりにすると、心の奥で強く思った


病気がわかってからのこの8ヶ月、五回の入退院を繰り返している


術後8ヶ月目でなぜか車椅子だけれど、



ゆっくりで良い

一歩一歩進んでいこう