2015年巨大子宮筋腫のために
子宮全摘術後を行ったその後の記録です
2016年7月16日に書いたモノです
昨日からの喘息を抑えるステロイドとアレルギーの薬のせいでぼーっとした一日が始まった
ぼーっと薬に支配されているが、喘息の症状は抑えられ、息をするのもだいぶん楽だ
のそのそといつもの整骨院へ行き、血流が良くなったのか咳が出る
いつもの整骨院でいつもの施術をされながらいつものたわいないお喋りをし、心地よい時間の後は今日の水分確保にイレブンに向かう
のそのそと松葉杖で歩いていると、電話が鳴った。役場の健康福祉課からである
まだ何も商品は手にしてなかったので立ち止まって電話にでる
いつもの担当者が電話の向こうで話し始める
「福祉用具の件なんですが、お試しで借りれるのは一週間位だそうなんです
それで手帳の申請がどこまで進んでるのか、北海道心身障害者相談所に問い合わせたところ、申請の書類に何か引っかかったところがあったらしく、医師の方へ返して確認しているそうなんです。
それで、時間がかかりそうなのと、もしかしたら申請が通らないという可能性も出てきています。なので、用具をレンタルという方向で進めてもいいでしょうか?」
え?
何を言っているのだ
役場の職員が大変な自分の状況をみて、申請が通ったらすぐに買えるように先回りして進めてくれていた話が、それ以前の、申請が通らないかもということなのだ
レンタルの話しどころじゃない
「どういうことですか?もう少し詳しく教えてください
不自由なまま、喘息発作も出て、やっとの思いで生活しています
どうやってこのままやっていくんですか?
申請の通らないレンタルは全額実費負担ですよね。仕事にもいけない、貰えるか貰えないかわからない傷病手当ての書類はなかなか出来てこない、払えるわけないじゃないですか。
家でじっと何も出来ないまま死んだらわかってくれるんですか?」
涙も出なかった
ただただ力が抜けた
これ以上この体でどう頑張るのだと思うと情けなくなった
怒るよりも力が抜けた
役場の職員はそんな自分の状況を悟り、こういった
「大変なのは私も見ててよくわかります。まずは病院へ電話してこの状況を伝え、少しでも先生に急いで貰えないか聞いてみてください、それで、もし申請が通らなかったらまた一からのスタートですから。今の状況は大変だと思いますが、よろしくお願いします」
この役場の職員の親身な言葉に萎える自分をどうにか奮い立たせ病院に電話をし、ソーシャルワーカーに確認してもらう
ソーシャルワーカーが確認してくれた事は、昨日確かに何かの理由で書類が返されて来ていて、さらに昨日の夕方には医師の手元に渡っているとのことだった。
なのでもう内容については確認は出来ないが、書類を急ぐように言うことは出来るとのことだった
それをお願いし、電話を切った
そして役場の職員にこのこと伝える電話を入れると
「わかりました。一週間たってまだこちらに申請の有無の連絡がこないようだったらまた私から道の心身障害者相談所に問い合わせてもいいでしょうか?」
もちろんしてほしい事を伝え、実際の大変さをわかってくれている人が居ることに少しの安堵感を抱いたものの、体の力は抜けたままだった
夕暮れまでなにも考えず編み物検定の勉強をする
余計なことは何も考えたくはない
どうしようもないことなのだ
嘆いても仕方ない
ただ、もう疲れてしまった