2016/7/14 子宮全摘術後の闘い⑪―咳の発作 | pinocoのブログ

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2015年巨大子宮筋腫のために

子宮全摘術後を行ったその後の記録です

 

 

 

 

2016年7月14日に書いたモノです

 

 

 

 

先日雨に濡れたせいか、食事がちゃんととれていないせいか、数日前から嫌な喉の痛みが出てきた


いつもの喘息の前兆でもあるこの喉の左側の痛みに続き、つーっととめどなく流れる鼻水とくしゃみの連発、そして昨日からとうとう咳が出始め、今朝は息をするのも苦しい状態で、しまいには発熱もしてきた


朝から外は30度を越えている

下肢の不自由さに加え、この状態で家にいてもどうしようもない
どうにか自分の気力を奮い立たせて車に乗り込み、家から車で30分程のいつもの呼吸器科に向かう




院長に数ヶ月ぶりに診てもらう

松葉杖姿の自分を見て少し驚いた顔をしていたが、自分はまず咳の症状を訴える


「咳の発作がまた出てきたねぇ、点滴と吸入をしていきましょう」

と、先生がいい、吸入と点滴をする事になった



吸入をする前に看護師が

「今動悸と手の震えは無いですよね?」

と言ったことに少し嫌な予感はしたが、もうここにかかるようになってから一年が過ぎた
ここの薬の副作用で動悸や体が震えるのも伝えてあるし、先生の目の前で不整脈が出ることもあった


イヤな予感はしたものの、言われるままに
吸入をし、点滴が始まった

点滴が始まって10分程すぎた辺りであろうか、もともと苦しかった息がゼイゼイに変わり、心臓が大きく打ち始めた
点滴中は出来れば寝てしまいたいと思って居たのだかそれどころではない

看護師を呼び、症状を伝える
自分の様子とバイタルを確認したあと

「この炎症止めの点滴ではなく、さっきの吸入でこうなる方も居るんです。点滴終わって治まらないようだったらまた先生の診察受けましょうね」

といい、感じよく去っていった



それにしても息苦しい、
体中ガタガタ震えだしている

点滴が終わってもなかなか体に力が入らず手どころか体中ガタガタ震えている




点滴が終わり十数分後、どうにか立ち上がれるまで震えが治まり、再度院長の診察室に入る


「ああ、震えてるねぇ、吸入の薬だねぇ…効きすぎちゃったかな?でももうあと30分もしたら治まる・・・・・・かな・・・」

「・・・・・・・・・かな?」ってなんだと思いながら先生の顔をじっと見ていたら


「いや、治まりますから。そういえば前出したフルティフォームの吸入もメプチンも体震えるって言ってたもんね~
テオロングも動悸でてたねぇ・・・」

この院長は『やっちまったなぁ』という雰囲気をかもしだしながらもこう言っている

この院長の人柄だろうか、それとも色々な理不尽なことばかりあったため感覚が麻痺しているのか、不思議と腹は立たなかった


会計を終わらせて、咳込みながら一時間程休んで自分の住む町のドライブスルーの有る薬局へ向かう

ドライブスルーの窓口に着いたが誰も出てくる様子はない


その場で電話をかけるが誰も出ない




あれ?



ややしばらくその場で考える

ここは木曜日と土曜日が午前中までだけれど、今日は金曜日じゃん、何でだろう?


いつもしている右手の腕時計にふと目をやる





THUの文字が目に入った


Thursday=木曜日


ずっと今日は金曜日だと思っていたのだがどうやら木曜日だったらしい


あぁ、やってしまった・・・




他の薬局に行くにはまた旭川まで移動しないといけない

不自由な下肢のうえに咳の発作とさっきの吸入の副作用でもうくたくただった


もう今日はいい、明日にしよう

ステロイドの点滴のおかげで喉の炎症が少し治まったようで咳も息も少し楽になっている

これ以上動くのは別のリスクが高いと判断した



明日にしよう








疲れた体を横たわらせ、いつものようにぼーっと高い空を仰ぐ



しんどいなぁ・・・

この体で病院に一人で行くのってやっぱきつい
じんじんと痛む動きにくい下肢を恨めしく思う



それでも自分の体はこれ一つだけ

身障者の申請の手続きが済むまでこういうことも何も手伝っては貰えない
仕方のない制度なのだ

自分が頑張らないとだれが頑張るのだ





数日前に面談した、肩書きだけの社会福祉士に、机の上のテキストだけの勉強ではなくこういうことを実際自分で経験してみて貰いたいと思う