リトリート戦記Ⅰ | 月欠け夜空の寝言唄

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☪︎*。꙳寝言を呟く 月と猫が好きな物書きポエマー。

誕生日に一泊二日で実家に帰省し、地元のホテルでリトリートしてきました。

 

リトリート(Retreat)とは、数日間住み慣れた土地を離れて、仕事や人間関係で疲れた心や体を癒す過ごし方のこと。観光が目的の旅行とは違い、日常を忘れてリフレッシュすることを目的とすること。

 

昨年から今年にかけて仕事でヘトヘトだったもんですから、キッカケを作ってリフレッシュしようと思ったのが始まりです。

ちょうど母上の祝い事もしなきゃと思っていたので、誕生日とタイミングを合わせてみたのです。

 

母上のなんのお祝い事かって?

 

実はうちのママン。

 

理事長なんです

 

マンションの爆笑

 

一年間、泣きながら理事長を引き受け、泣きながら役をこなし、ストレスで体重が激やせしてしまいましてね。5月末でやっと役を引き継いだので慰労会をしてやろうと思って笑

 

双子の兄のケン兄が予約してくれた料亭に行き、僕と彼女と兄と母上の四人で誕生日会&理事長引退おめでとう会を行いました。

 

ビックリしたのがケン兄が予約した食事会の場所。

大正時代から続く建物らしく、すごく風情溢れる店だったのですが、歴史が古いから太平洋戦争の鉄砲の跡とか残っててガーン

 

僕のワクワクが止まらずトイレに行くふりして何度も店の中を探検して、いい歳こいて落ち着きがない少年のようなことばっかしてました。

 

相変わらずでごめんなさい。でもすごく珍しいものばかり見れて感激しました。

昔のガラスって手作りだから、外の景色が今のようにクリアにみえないんですよ。なんか景色が歪んで見えるの。

 

館内撮影禁止のため写真はイメージ画

こんな感じでガラスが歪んでモヤがかかって見える

 

手洗い場も蛇口が今と違い、上から捻るんじゃなくて下から捻るんですよ。

すごくない?あれ僕だけですか、こーいうのに感動するの笑い泣き

 

床も歩くたびにミシミシ鳴るところとか、電気がシャンデリア風の豆球とか。

ほんと古き良き日本の時代、大正時代の名残を肌で感じられてとても嬉しかった。

 

今の現代の便利さもいいけど、こういう風情あふれる造りの建物も大好きです。

食事会も終わり、母上と兄と別れて予約先のホテルに向かいました。

ここはリトリート専用のリゾートホテルで山々に囲まれた静かな場所。

 

静かな森の中で、鳥の声と温泉に浸かりながら一年の疲れを癒そうと思っていたのですが、さすが僕です。そんなにうまいこといくわけねえ。

 

ここからリトリート戦記が始まりますが、つづく。