That the moon is king | 月欠け夜空の寝言唄

月欠け夜空の寝言唄

☪︎*。꙳寝言を呟く 月と猫が好きな物書きポエマー。

 

突然、月の詩を読みたくなり

自分が過去に書いた詩を読んでいました(え)

 

自分で書いたくせに

ぬわんて素晴らしい詩なんだ

と絶賛している僕は幸せ者なのか変な人なのか分かりませんが

まぁいいでしょう

 

 

月のイメージって

優しくて

やんわり暖かくて

大きな愛で包み込むような

そんなイメージがあるかもだけど

 

僕の中の月のイメージは

冷たくて

人間を拒絶して

心を開かない

そんなイメージ

 

過去に書いた月の詩も

そんな風に書いているものが

多々ありました

 

僕が書いた中で一番好きな詩があるので

載せておきますね

 

毎日残業残業で

皆さんの元にも行き着かず行き倒れる

マジでちゅかれすぎて

月に癒してもらいたくなる時がある

 

優しい言葉をかけてほしいときほど

選ぶ月の詩はけっこう冷たい詩を選んでしまう

 

癒されたいのに冷たくして欲しいなんて

よっぽどらしい

 

でもこの現象はたぶんアレだ

本来の月の姿を見たいから

なのかもしれない

 

 

見えないと思ってるんだろう

光に消されて

見えないと思ってるんだろう

 

そう言った風に月は僕を見て笑うんだ

 

だから僕は言うんだ

見えないよって

 

僕には弱いあなたの輝きなんか

見えないよって

 

僕がそう言うと

月はまた笑うんだ

 

お前は本当に頭が悪すぎて

憐れだなって

 

でも、そのあと決まって

こう言うんだ

 

強い光に消されてる

憐れなワタシを笑わせることができるのは

ワタシと同じ憐れなお前だけだって

 

そう言って笑う月の周りには

星たちが集まって

一層 輝く光の玉になる

 

憐れでも

下らなくても

弱くても 

つまらなくてもいいのだと

 

不敵な笑みを空に浮かべ

月は今日も笑いながら

出番を待っている

 

 

暗闇の支配に光を与えられるのは

ワタシしかいないと

知っているから

 

 

詩や言葉の意味って

受け取り側によって変わってくるので

この詩の意味は、、とか

説明しないのだけど

 

あえて言うなら何だろうな

月は本当に強くて

でも見ているほうは

ソレを知らない

分からない

 

月は太陽の光に消されてしまうくらい

弱々しく、儚い

だからこそ持つ優しいイメージなのだけど

 

実は高慢で自信家

 

自分のイメージを

勝手に作って見ている奴らを小馬鹿にして

腹の中で笑ってる

 

自分の本当の姿を

見破れないものを

憐れでバカだなって

笑ってる

 

そんな憐れでバカな人間を見て笑うのは

月も同じく憐れであると

知ってるからで

 

知ってるからこそ

憐れでも

つまらなくても

良いのだと

自分を受け入れ放つ

 

月が月である事実を