大切 | 月欠け夜空の寝言唄

月欠け夜空の寝言唄

☪︎*。꙳寝言を呟く 月と猫が好きな物書きポエマー。

 

大切なものほど気づかないもんですね。

酸素と同じくらい当たり前すぎて気づかない。

 

正月早々、彼女と大げんかしました。

 

僕らは出会ってから今までの期間が長すぎて、居るのが当たり前になって感謝することを忘れていたんです。

 

いや、互いにな?

 

だからケンカもしなかったし、休みもなるべく自由に過ごしたいから休みズラして一緒に出かけるなんてほぼしなかった。

年に2回くらいですよ。一緒に出かけるなんて。

いつからか寝る部屋も別になり

互いにやりたい事をやる自由気ままな生活に慣れてしまい。

居るのが当たり前。

いや、居なくても差し支えないくらいになってました。

 

家族、恋人、きょうだい、夫婦。

どれも当てはまるし、どれも違う。

そんな関係。

だから気づかなかったんです。

存在の大切さを。

 

いや、互いにな?

 

ケンカして初めて慣れすぎていたことに気づき

互いを気遣う気持ちを忘れていたことに気づき

互いに思いやる気持ちを忘れていたことに気づきました。

 

付き合い始めたころにやっていた当たり前の事をやらなくなっていたこととかね。

相手に意識を向けたとたん、自然と身体が動いて

「あっ、そうだ。こういうことやってたわ」

みたいに思い出したりしてました。

 

例えば二人でドライブに行って、自販機を見つけて車を停める。

僕が彼女に何を飲みたいか聞き、彼女は自販機を見ながら「アレが飲みたい」と言う。

僕は車から降りて自販機でジュースを買い、助手席の彼女に渡す。

 

小さいことなんだけど、そういう事を普通にやってた。

だけどここ数年は、自販機の前に車を停める→彼女に「俺コーヒー」と言う→彼女が車から降りて買う。

という流れが普通になってました。

 

これは彼女を無下に扱っていたわけじゃなくて、自販機側にいる彼女が車から降りた方が早いからって思っていたからなんだけど無意識レベルで。

彼女もわざわざ僕が車から降りて買いに行かなくてもいいよ、みたいな雰囲気。

慣れといえば慣れ。

意識が彼女を気遣うことより自販機のコーヒーに意識が向いていた。

 

彼女も僕に対しての気遣いが薄くなっていたと言われました。

労う気持ちを忘れていたと。

 

ケンカして大切な事が何なのか気づく。

ほんと今さらすぎて笑えるんだけど、これを機にもう一度初めの頃みたいに気遣う大切さを知りました。

 

先週、数年ぶりにお泊まりデートしてきました。

お泊まりデートなんていう年齢でもないけどさ。

ホテルのレストランで二人で食事なんて久しぶりすぎて、でも新鮮でした。

次の日には思い出の場所まで足を伸ばし、少し遠出のドライブ。

 

ただ階段がキツすぎて二人してゼェゼェ言いながら登り

 

うん。

 

「もう2度と来ることないな」

 

と言いながら帰りました。

爺さん婆さんになったら登れないこんな階段。

 

なんか思いついたようにダラダラ書いたので読みにくいかも、ごめんなさい。

 

 

大切な人って身近な人ほど気づかないもんです。

親とかきょうだいとか旦那さんとか奥さんとかね。

いるのが当たり前だと思ってる人ほど、自分の人生に1番関わる人です。

気遣う気持ち、大切にする気持ち、忘れているだけだから、この記事をキッカケに思い出してくれたら嬉しいな。

 

と、忘れていた人からのお願いです。

 

(-∧-)