四国四県を巡り、帰ってきたぞ愛媛県！
まずは愛南町にある第四十番札所 観自在寺で拝礼。
納経所に行くと、この寺の住職と思われる人が僕を見て、
「髪ないやん。なんで？」
と聞いてきました。
僕「剃ってますから。」
坊「でも頭頂部もうないやろ。」
僕「剃ってたら生えてこなくなりますよ。」
坊「でもまだ若いやろ。大学生？」
僕「よく言われますけど、もう35です。」
坊「若く見えるよね。なんで？」
この坊さん、僕の見た目に凄い食い付いてきます。
僕「たぶんストレスのない生活してるからじゃないですかね。」
坊「肌の質とか張りとかもキレイだよね。」
肌質って！
∑(－x－;)
この坊さん、まさかソッチ系か？
美魔女じゃあるまいし、アンチエイジングやスキンケアなんてまったくしていないので答えようがありません。
世間話ついでに今日走るルートについて聞いてみると、
「大したことないよ。山は越えるけど。」
とのこと。
その山の心配をしているんだけどなぁ。
愛南町から海沿いのアップダウンを越えて宇和島市へ。
道の駅で休憩ついでに、
愛媛みかんソフト！
昨日のもそうでしたが、260円は安いって。
300～350円がだいたい全国的な相場なんですけどね。
まぁありがた美味しい。
宇和島市からは県道に入り、山坂越えて三間（町？）へ。
この辺りですでに、朝の坊主の「大したことないよ。」は嘘っぱちだったことに気づきます。
昨日のルートよりすでにキツいじゃねぇか。
三間では二ヶ所拝礼。
第四十一番札所 龍光寺
第四十二番札所 佛（仏）木寺
三間と西予市をつなぐ山越えがまたハード！
急勾配のヘアピンカーブの連続、歯長峠。
あの朝の男色坊主め、あいつ絶対車でしか通ったことないな。
一度でも遍路を歩いていたら、ここが「大したことない」なんて言えるわけがない！
今日の暑さも相まって体力がどんどん削られていくのがわかります。
それでもなんとか峠を登りきり、すぐまた下り。
峠道を下りきったところで色々限界。
ちょっと休まないと死んでしまう。
ちょうどナイスタイミングでお遍路休憩所。
水道があるのが嬉しい。
ジュースでもコーヒー牛乳でもない、特別冷えてもいないただの水道水。
その一杯の水道水が何よりありがたい。
全身に水分が供給されていくのが感じられます。
飽食の果てに一杯の水のありがたみを知る。
(｡-人-｡)
生命の根源に触れたような気がした瞬間でした。
西予市で第四十三番札所 明石寺に拝礼。
西予はどうやら高地であるらしく、漕げども漕げどもじんわり登り坂。
今日のルートは今までで一番キツいんじゃないか？
太ももとケツが悲鳴をあげてます。
鳥坂峠でどうやら登り坂は終わったらしく、そこから大洲市に向けてまた一気に坂を下ります。
鳥坂峠からみる山並み。
大洲市は鵜飼いで有名なところです。
でも鵜飼いが見れるのは6月から。
残念。
大洲までくれば今日の目的地・内子まであと少し！
経験から、もうだめだ～っと思ってからあと30キロは走れるはず。
頑張れ僕。
内子の手前で今日最後の登り坂。
今日だけで一体いくつの山坂を越えただろうか。
四国の地形、ホンット嫌いだわ～…。
(｀×´)
内子の道の駅に行く前に、調べておいた近くの温泉へ！
ナビを見ながら行ってみると、まさかの丘の上。
しかし温泉のためなら頑張れる。
げんなりしながら坂を登り、温泉へ。
なんとか今日の目的地に到着できましたが、ちょっと無理しました。
でも昨日・今日頑張ったからこそ明日の山に挑めるというもの。
明日目指すは大宝寺・岩屋寺のある700M級の山。
僕にとっての最後の難関。
また明日も暑いらしいし、万全備えて向かいます！