修行の道 | 本日もフーテンなり

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悠々自適チャリダーの旅日記

最近日の出の時間が早いので目が覚めるのも早い。

今朝も朝6時には荷物をまとめ終わり、朝食も食べ終わり、出発準備完了。

そして走り出します。

第二十三番札所   薬王寺から第二十四番札所    最御崎寺までは80キロ超の距離があります。

徒歩お遍路の人達なら一日30キロ歩いたとして3日かかる距離。

参拝するべき寺もなく、ただただ歩き続けるその道はまさに修行の道です。

でもチャリの僕からすると、久しぶりにお寺の場所を気にせず走れる気楽な道です。

お遍路を始めて以来、お寺を指す標識や道標を見逃さないように気にしながら走ってましたからね。



なんだか久しぶりに海らしい海を見た気がします。

瀬戸内海はどうも海っぽく見えないし、香川~徳島では内陸ばかり走ってましたから。

それなりにアップダウンのあるルートではありますが、昨日地獄を見たばかりなのでちょっとやそっとの坂では動じません。

これも修行の成果か。

いくつか続くトンネルを抜けると、



高知県にin!



晴れの日の海岸線ルートは最高です。

四国の海(太平洋)も綺麗だな~。


70キロ程走って、そろそろ疲れてきたかな~と思ったところで、



立派な施設を発見。

「室戸ジオパークセンター」だったかな。

入場無料のようなので、休憩がてら入ってみました。

まぁジオパーク云々は置いておいて、中にあったカフェでたまにはオシャレにスムージー。



バナナスムージーです。

即効性でエナジーチャージできるバナナ。

これでまたしばらく頑張れる。

ジオパークセンターからまたしばらく走っていると、遠目からでもわかる巨大な空海の姿が見えてきました。

やっと着いた!



っと思ったら、ただ巨大な空海像があるだけの場所でした。

紛らわしいわっ!
(゙ `-´)/

その近くには、



空海がこの場所で悟りを開いたという御厨洞もあります。

この室戸という地域は空海が若かりし頃に修行した場所だとか。


そしてやっと第二十四番札所    最御崎寺の入口に到着。



毎日恒例の山歩き。

でもここは700mと短めです。



山門に到着~。

歩いてきた人達はきっと感無量になるでしょうね。

僕はわりと普通です。

遠かろうと高かろうと、着いてしまえば参拝は同じ。

いつも通りにこなして下山します。


最御崎寺の遍路道から間もなく、室戸岬があります。



地図で見ると、四国の右下の尖っているところです。

岩場がダイナミック。

それにしても今日は行楽日和です。


室戸岬から今度は高知市方面に向けて北上を開始、第二十五番札所    津照寺に参拝して、さらに進みます。

続いて第二十六番札所    金剛頂寺へ。

このお寺も最御崎寺と同じくらいの、それほど高くはないけれど山の上。

すでにこの時点でチャリで100キロ超走っているのでちょっと疲れてます。

そして疲れてても当然登ります。



登っている途中からの景色。


今日はこの金剛頂寺の近くの道の駅で泊まる予定だったのですが、ネットで調べてみるともう20キロ走ったところにある道の駅は近くに温泉があるらしい。

ならばあと20キロ、頑張ってみようかい、とまた走る。

14時を過ぎてやっとお昼ごはん。



室戸岬の展望台にいたおばちゃんお奨めのお店で、「お四国遍路弁当」。

高知に入って早速のかつおのたたき。

さすがポン酢が一味違うなぁ。

デザートがついているのも疲れた身体に嬉しい。
( ̄∇ ̄+)


食事をして元気になって、20キロ先の「道の駅田野駅屋」までひとっ走り。

まず目的の温泉に行ってみると、まさかの“閉館しました”。

調べた情報が古かったらしい。
(´_`。)

ガッカリですが、まぁ仕方ないと道の駅でのんびりしていると、唐突に見ず知らずのおばちゃんが話しかけてきました。

「近くで民宿をやっているから、お風呂に入りに来なさい」とのこと!

これはありがたい!
(ノ´▽`)ノ

お言葉に甘えて入らせてもらってきました。

素晴らしきお接待。

南無大師遍照金剛。
(。-人-。)


明日は高知市へ。

高知市近辺に複数のお寺が点在しているので上手く回らねば。