供養の旅 | 本日もフーテンなり

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悠々自適チャリダーの旅日記

今日は見事に晴れたんですが、台風の残滓か風が強い。

ホテルを出発してしばらく横風に煽られながら走ります。



遠くに挑む四国の山々。

キツそうだなぁ。


コンビニがあったのでちょっと休憩。

サングラスを外してチャリの荷台にちょんと置き、小用を足しにコンビニへ。

コンビニから出てチャリに戻ると、荷台に置いたはずのサングラスがなくなっています。

あれ?あれ?どこいった?

周りをキョロキョロすると、2mほど離れた場所で無惨に轢き潰されたサングラスを発見しました。

たぶん強風で飛ばされて、運悪く車に轢かれてしまったんでしょう。

完全に荷台に置いた僕のミスです。

晴れの日には陽射しから、雨の日には雨粒から、トンネルなどでは粉塵から僕の眼を守ってくれていたお気に入りのサングラス。

それなのに申し訳ないことをしました。

ゴメンよ、キラーループ。

ここからのお遍路さんは「サングラス供養の旅」にしますよ。
(。-人-。)

そして今日もお寺を巡ります。

まず第六十一番札所    香園寺から。

続いて、

第六十二番札所    宝寿寺

第六十三番札所    吉祥寺

そして難所・第六十番札所    横峯寺へ。

国道から山に向かい坂を登ります。

チャリを押しながら登ること一時間ほど。



綺麗なダム湖に出ました。

紅葉の時季とか、きっと最高でしょうね。

この近くのお遍路さん休憩所にチャリとザックを置いて、ここからは徒歩で行きます。

せまい林道を歩く歩く。

たまに車や道幅ギリギリのツアーバスが走り抜けるので端に寄って道を譲ります。

与那国島のゲストハウスで会った徒歩お遍路経験者の青年の言葉を思い出しました。

「ツアーバスとかでお遍路してる奴ら、あれ絶対地獄に堕ちますよ。」

なるほど、苦労して歩いている者の視点からだとそう感じるのかも。

僕はそこまでは思いませんけどね。


歩くこと二時間。



いつの間にか朝見上げていた山の頂きが足下に。

ずいぶん登ったなぁ。


そしてようやく横峯寺に到着。

先着していたツアーバスの団体が皆声を揃えて読経していました。

なんだか異様な雰囲気。

「なんだこれ、気持ち悪っ。」
( ゜∋゜)

っとつい声に出して言ってしまいましたが、誰にも聞こえてなかったようなのでセーフ。

遠かったけれど、お寺でやることは同じ。

本堂と大師堂で拝礼して般若心経を読んで、納経帳に記帳してもらう。

よし、難所無事クリアです。

そしてすぐさま下山。

帰りは一時間半ほど。


再びチャリに乗って坂道を気持ち良く下り、国道へ。

第六十四番札所   前神寺で拝礼して、この地区もコンプリート。

次は香川県、いや、うどん県です。


でもその前に寄るべきところがあるのです。

それが今現在僕がいる、「道の駅    マイントピア別子」。

今晩はここで泊まって、明日、“東洋のマチュピチュ”こと別子銅山跡へ!

お遍路ばかりが四国ではないのですっ!
o(^^o)(o^^)o