そう思うのは、酔っているからさ。

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つねに本質をハアクしていたいと、切に願うぶろぐ

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2週間前、職場で若者がお尻ポケの手袋をポロッと落とす。

気づいたので、これ落としたよと手渡す。

相手は無言で受け取る。

 

今日、電車内で横にドカッと座った女子中学生がアクセリー的なものを、

オレの脇に落とす。

落ちたよこれと、教える。

相手は無言でそれを拾う。

 

あ、どーも くらいでええわ。

なんか言おーよ。



天気がいいんでベランダに出て、

昼間からアルコール片手に煙草を吸っていると、

スズメバチが一匹飛んできた。


ちょっと身構えたオレをヨソに

灰皿とグラスを置いてあるエアコンの室外機の周辺を

重点的に飛び回ったり、身体を当てたりしている。


排気カバーのプラスチックの縦縞の網目が、

蜂の巣の形状に似ているなのかな?と想像しながら観察していた。

するとヤツはその網目をくぐって中に入っていく。

(おや?)

椅子から腰を折って、縦縞の奥を角度を変えながら注視してみる。

ヤツは排気ファンのプロペラの一枚にまたがって、

羽ばたきで身を揺らしながらも、その先に口から何かを出してこすり付けているのが見えた。


さらに観察しているとその白い分泌ブツはじょじょに先端を伸ばし

長くなっていく。一心不乱、とても熱心な仕事ぶりにも見える。

(んんん?)

その白い小さな塔が乾いて黒ずみ始めるのを見て取ると、

オレは気づいた。


(コイツ巣を作り始めていやがる!)


暖房も冷房も不要なココチヨイ季節なのだが、

一旦部屋に戻ってエアコンのリモコンをONにする。

再びベランダに出ると、室外機のファンがゆっくり回り始めた。

逃げずにそこにしがみついたままのヤツごと回転は増していき、

やがては黄色い残像の円をアクセントにしたその高速フル回転をオレはしばらく眺めていた。

(なんで逃げないの?)

(蜂って、目が回るのかな?)

とか思いながら5分ほど回してやった。


殺しちゃったかな?と5%ほど後悔しつつ、

フラフラになっているところが見たい82.6%で

OFFにしたプロペラがやがて止まった。

でもヤツはタフで最初はややふらふらしていたが、

またブンピツを始めたいのか、ぶんぶん飛び回り始めて

制作途中の力作を探しているようにも見える。


(ふむ)

つまみに焼いていた焼き鳥の串の先で突いて、追い出す。

格子から身を捩って飛び出したヤツは、青い空に放物線を描きながら見えなくなった。


エアコンの室外機の中なんて、

滅多にとゆーか、絶対に覗くことなんてない。

偶然にヤツの侵入を目撃しなければ、

1カ月とか2カ月先かは知らんが、
あの巨大なパイナップルみたいな巣がそこに建築されていたと思うと、

ゾッとする。


孵化したヤツの子供たちに襲われ、

顔やカラダを刺されまくったオレが

『またも蜂の巣の被害です』

てな地方の小さなニュースになるのだけは、

幸運にも偶然にも防げたのかな?


「オレに限って」、「ワタシに限って」の

のほほんにも、実は厄災は案外すぐそばまで来ていて

偶然に助かっているのかも?

なんかそんなコトさえ考えさせられたデキゴトだったかな。











何年かに一度、サイフを拾うことがある。



あるときは、小樽で

早朝の閑散な通勤路を歩いていると財布が落ちていた。

中身を調べようとしたが、20M先で身体をこれでもかと

叩きまさぐり焦っている様子の男性の後ろ姿が目に入った。

「これじゃないですか?」



あるときは、埼玉で

拾ったすぐ近くに交番があったんで届けてみた。

その前に中身を見てみたが、お金はほとんど無く

換わりに病院の診察券が15枚ほど詰まっていた。

それらをゾンザイに机に広げる眼鏡で小太りの警察官に、

不快な気分を感じたのを今も覚えている。

(Mr.闘病、満身創痍の持ち主に正しく戻ったのだろうか?)



そして今日、石川県で

イオンで買い物、レジを済ませて商品を詰めていると

横の台座にGUCCIの財布がぽつんとあるのを発見した。

パッと見は厚い。何気なく拾い上げて中身を素早く確認する。

小銭入れ部分には数十枚の小銭があり、

カード入れ部分には十枚ほどのカードが差さっている。

お札は一枚もない。

2秒、逡巡。

試しにもう一度だけ中身を確認してみる。


(財布を落としたらヘコむだろうなー)

(カードを使い込んでもすぐ足がつく?)

(落とし主が美女で届ければお礼で出会いも)

(もし10万円入っていたら盗ったかも?)

(いや20万円までならガマンできるかも?)


イオンをチャリで離れるオレの頭に想いは巡る。

なんとなくの落としドコロ、素直な結論は、

(30万円入っていたら、チャクフクしてたな)


ビバ人間。


お礼の電話が美女でありますように。














朝、

出勤前にリラックスできる音楽をかけている。


ちょっと前の定番は、

セロニアス・モンクの『Solo Monk』

JAZZという音楽の良さはいまだによくワカラナイんだけど、

彼の弾くピアノがいかに優れたものであるかは、解る気がした。

心情を適切に鳴らし、加えて滋味に満ちた演奏。

個人的に感じたのは、湖のイメージ。


その後のほんの少し前は、

Penguin Cafe Orchestra の『Union Cafe

これまた無縁のジャンル、クラシック系なんだけど、

ライトテイストにアレンジされていてヒジョウに聴きやすい。

タイトルからも想像力が広がる「LIFE BOAT」が特に心地良い。


そして、またyou tubeで見つけてしまった。

今の朝は彼女の歌声だけになっている。

気持ち良いと感じる歌声を、ソクザに上書き更新。


Sabrina 『 I Love Acoustic 7

https://www.youtube.com/watch?v=OoilcdWF83w&nohtml5=False


















気に入っていたヤツと、言葉もない別れが2度続いた。  単純に寂しいのはもちろんのことで、最後の言葉を交わす機会を取り上げられては、オレの気持ちの置き場と行き場がない。「またな!」ぐらいは最低でも言わせてくれよ。
6/24 6:35

洗い物を溜めないコツを発見しました。それはすぐさまに洗うことですw
6/25 6:59


BOOK OFFで、Princess Princessの2ndアルバム

『HERE WE ARE』を買った。


近年の再結成の話題もあったので、高値になっているのかなと思ったけど、杞憂の破格、¥280でゲット。


このお得感をあえて個人的に例えるのなら、

毛蟹1パイが120円、

東京⇔大阪間の運賃が1000円、

月までの旅行費が48万円となる。


「19 Growing up」「GO AWAY BOY」

その後に軸となるスタンダードがドーンと構えていて、

プラス脇を固める楽曲にも隙がない。

(「WONDER CASTLE」「冗談じゃない」等)

初期衝動と制作意欲が勢いよく合致し弾けるのか、

バンドの傑作アルバムと呼ばれる作品は、1stか2ndに集中している気がする、が持論。

この『HERE WE ARE』もその例に洩れず、

やったるぜ!的な気合いが全編にみなぎっていて、

トータルアルバムとして高い完成度に満ちている。

(アルバムとして、しっかりとした顔と意志があるのだ)


そんな中で、やはり隠れ名曲はある。

ヒット曲よりも、アルバムの端っこに置かれた佳曲に魅了されがちな性質のオレを、うならせてくれるナンバーが。


前振りが長くなったけど、その曲が

「FLAME」

作詞はアッコちゃんで、曲は登茂子嬢。

プリを単なるPOPロックバンドとだけ認識させないフック感は、ここらへんにある。長年に渡ってじわじわと効いてくる。


曲調は変拍子なミディアムテンポ、やや重めなファンク。

抑制を意識した奥居さんのヴォーカルが緊張感が高めていて、

音数を減らしたメンバーのプレイもスリリングで、心地良い。


そんな中でも特に秀逸なのが歌詞で、

性欲を静かに抱える女性の姿が、

剥き出しにもならず、理性を保ったまま相手を静かに挑発する。

下品に陥りがちな題材を、巧みな言語を駆使してまとめ上げている。


表面的に燃え上がる炎、その対訳が「FIRE」なら、

内面的にふつふつと燻りながら大きくなる焔が、

「FLAME」

そのタイトルが内容にピッタリで、改めて、頷いた。


個々にルックスでも個性美に優れ、

楽曲造りにも非凡な集合体、

それがプリです。