少し時間が空いてしまいました。
前回のと似たような感じで雑に書いていく立ち試聴のレビューになります。
手持ちの機種の紹介がまだ済んでないので是非やりたいけど、試聴オンリー機種は
聴いた印象が残っているうちに処理する方がいいと思うので。メモは取ってるんですけどね。
今回はROSIEの修理が終わったのでお迎えに行くついでにと気合い入れて聴きまくった機種です。
試聴セレクトの基準は気になっている機種とメーカーを広く。値段とか見ずに聴きました。
※立ち試聴の為、パッと聴いて帯域バランス等、気になる箇所があり自分の選択肢に入らないなと
思った機種はあまりじっくり聴き込んでいません。その為オススメ機種以外のレビューは薄めです。
その他イヤピやフィッティングも試聴機そのままです。
①ROSE BR5 MkII
＜オススメ度＞☆☆☆☆ 4 （試聴）
いきなり中華ホン。これは中華の中ではお高めの多ドラでだいぶ有名な機種ですね。
5BA。配置は低/中/高の3wayで1/2/2。装着感は良好。密閉感もあり結構耳奥まで入る。
【音の特徴】
＜バランス＞高域7・中域5・低域5.5
高音域に定評があるらしいが、個人的には結構カサついててシャリシャリした音だなという印象。
低域は普通。アタック感はまぁまぁあるが、重低音が響くような感じはあまりない。
高域の出方に粗さがあるが、イヤピースやケーブル次第で少し高域を抑えれば調整が効くかも。
解像度は並だが高域寄りなので解像感はまぁまぁといった所。
【総評】
高音にシンセパッドやクラッシュが多いクラブミュージックにはあまり合わない印象。
中古で安いのがあれば買ってもいいが、新品を3万5千とかで買うのはオススメしない。
3万出すなら他に良いのがあるよ。
②Final F7200
＜オススメ度＞☆☆ 2 （試聴）
FinalのFシリーズ。リケーブルできてとにかく超小型なのが特徴。ほんとに小さい
どうやら小型を活かしてイヤピでかなり深くに押し込む、普通に耳の位置で付けるのを選ぶらしい。
フルレンジ1BA機。今回は普通の位置で試聴。
【音の特徴】
＜バランス＞高域4.5・中域6・低域6.5
もうとにかくモヤつく。籠もりすぎてバランス云々の問題に到達していない。高域に特に問題あり。
このイヤホンがもし本当にこの実力ならそもそもE2000以下だから流石になんか違う気はするが…
試聴の方法が悪かったのか、試聴機に問題があったのかは定かではない。
【総評】
今回試聴した中で一番良くなかった。ジャンル違いや趣味趣向の域を超えた問題を抱えている。
再調査が必要かもしれない…。
③FAudio Major
＜オススメ度＞☆☆☆☆☆ 5 （試聴）
FAudioのフラッグシップ。見た目はゴールドだがマットな質感のおかげで上品に感じる。
装着感も安心のFAudio。2pinだが筐体に溝が無いため、常にpin折れに気をつける必要がある。
DD1発で十数万というなかなかスゴイ奴だが、確かな実力がある。
【音の特徴】
＜バランス＞高域5.5・中域6・低域7.5
重低音が重く響き渡るのが特徴的。キレやアタック感といったスピード系のイヤホンは結構多いが
ここまでガッツリ音圧と響きを持ったイヤホンはなかなか珍しい。パワーとスピードを両立している。
低音と重低音が結構くっきり別れて鳴っている印象。
もちろん重低音に埋もれない中高域をちゃんと持っているが、やはり目立つのは低域。
とにかく気持ちいい低域が聴けるリスニングバランスになっている。
【総評】
FAudioのDD1発は凄い。個人的には低音が少し強めのバランス～弱ドンシャリくらいが好みだが、
Majorはそれよりもう少し濃い目の低音ホンといった感じ。
中古で10万を切ると売れていくくらいの市場価値故に手を出すのは難しいが、低音好きなら狙っても
全然後悔はしないと思う。ピン折れだけは気をつけて。
④ULTRASONE Saphire
＜オススメ度＞☆☆☆☆ 4 （試聴）
超高級ハイブリッドイヤホン。30万を軽く超えてくる…
2pin、4way6ドライバーで低/中/高/超高で2/1/1/2の配置。超高域が静電型ドライバーとなっている。
フィット感その他に問題はなく、ケーブルも良い。青ってとこもおしゃれかも。
こういうノズルの先好き。かっこいい。
【音の特徴】
＜バランス＞高域5・中域6・低域6.5
やや低域寄りの帯域バランス。なにやらどうにも低域にボヤっとした印象がある。
中高域にもそのボヤけが影響しており、少し解像感や音のキレに物足りなさを感じてしまう。
【総評】
価格があまりにも高すぎるためやや評価が下がる。月給でも足りないんですが…
それでも音のバランスが自分の好みにドンピシャならそれでいいけども自分にはあまり合わず。
少なくとも自分の環境とジャンルで考えるとベストな選択とは言いがたいと思う。
⑤64AUDIO tia Fourte
＜オススメ度＞☆☆☆★ 3.5 （試聴）
高級イヤホンの中でもヤバい値段のヤツ。4ドラで44万…もはややりたい放題。
構成はlow/tia mid/midhi/tia highの4way。ドライバは1DD・3BAのハイブリッド。
フィット感は良いが、見た目はそれほど好きではない。
【音の特徴】
＜バランス＞高域7・中域5・低域7
中域が部分的に引っ込み気味。
高域・低域はよく出ていて、少しやりすぎのドンシャリのような感覚が少し気になる。
音質は確かに良いものがあるが、少しバランスが悪い印象がどうしてもある。
【総評】
まぁ買えるわけない金額って言うこともありますが、好みにバッチリ合うわけでもないですね。
少し帯域バランスに歪さを感じてしまうので10万でも他の機種を買うと思います。
音質や解像度自体は高レベルだと思うので、好みに合う人は…買えるんですかね…？
ひとまず以上です。フラグシップ級の高級機を中心に最初の方は色々と聴きました。
やはりFAudioは好みですね。
聴き貯めした機種はまだまだ20近くあるので近日中に書こうと思います。